今日は、小学校の勉強が難しそう、またはついていけてないという子供さん向けのドリルをご紹介します。


教科書を読むことも難しいような、本当に勉強というものが苦手で、理解ができにくいという子に使っているのがこの「5分間」のシリーズです。


読解や理科などもあります。数学が一番、細かく分野がわかれているので使いやすく、多様しているように思います。


小さくてお手軽なので、まじめに机に座って勉強することが嫌いな子には、どこかへ移動するときの時間つぶしとしてこれを出してきてちょっとやらせてみたりします。場所が「机」でない、外だと気分が違うのか、やる子もいるので。たぶん、机=勉強、のイメージが強くて机に座りたくないのかな、と思う子もいますので、その場合はこうした小柄なドリルを持ち歩いて外で、電車やバスの中で使っています。



このドリルを使う子は、「学校の勉強がとても難しすぎる」タイプに多いので、「はい、解いてみなさい」という使い方はしません。


学校の授業を聞いて理解できなかったのですから、「何も知らない状態の子」として教えてあげる必要があるのです。ここを間違い親が「やって」と言ってやらせてしまうと、子どもはやってみて全然できない、辛い、悲しい、勉強なんてもう嫌だ!になってしまいます。


ではどうするか、ですが・・・


1. 最初に、らくがきちょうのようなメモ用紙でいいので、親が問題文をうつします。


2. 「お母さんがまず最初にやってみるから、見ていてね」と、ゆっくり、やっているところを見せます。


ここで注意です。

途中の計算や、考えていることなども言葉で「言う」か、吹き出しを書いて「これ、~かなあ?」など、子どもにわかるように脳の中の思考を全部、話すまたは書くようにします。


なぜなら、子どもが勉強が理解できないのは、定型の人が頭で器用にさっと流してしまう考え方や思考の部分が「書いていないからわからない」「先生が説明してくれないからわからない」ということがほぼメインの理由になっているからです。


3. 次に、子どもにドリルを渡して、「お母さんのをときどき見ていいから、できそうなところだけやってみて」と、一つか二つをやらせてみます。お母さんの書いた問題と答えは見えやすいように、バーンと置いておいてあげてください。丸写ししようとしても、叱りません。


4. やったところが正解なら、盛大にほめて、似たような問題を即興で作り、「二人で」考えて解いてみてください。


ただし即興で作る問題は、ドリルの問題に少しだけ違いをもたせただけにします。例えば、3+5=8が解けたとすると、即興問題は3+4にしたり、3+1にして、3+6などはちょっと最初は避けて、モデル問題とかけ離れた3+8(答えが二桁になる)などは出しません。


5. 最後に、子どもが選ばなかった問題は、再度、親が紙に書いてやってみせます。ただ今度は、子どもに話しかけながら解きます。


例えば「これは3に8をたすけど、さっきの3+4はできたよね、この4が8になってるところ・・・いくつ多いかな。(と、○でも☆でもいいので、ヒントに描いていく)。子どもが数えて、「4つ」と言えたら、じゃあ、この答えにその4つたしちゃおうか?など、「お話し」として算数をやっていく



こどもが算数を嫌いで、見るだけで泣くのは、


「一人でやらされる」


「わからないのに、一人で考えて答えを出さないといけない」


というプレッシャーがきつい科目だからです。それを親子のお話しに変えていくと、案外、抵抗しなくなります。「お母さんとする算数は、一緒にお話しする算数だから楽しい」と言ってくれたりもします。


すいすいと計算ができるお母さんや、算数ドリルを一人でやってしまう兄弟姉妹が上にいる場合、親はつい「同じようにできるはず」という先入観で子どもに対応してしまいますが、そうではない子もいるので、その子が「わかる」方法を見つけていくのが、その後の学習を伸ばしていくコツかと思います。


上に書いた「お話しをする算数」は手間でしょうし、子供本人に解かせていないのに、覚えられるの?ちゃんと学習になっているの?と思うかもしれませんが、これを何度となく繰り返し、コツコツと続けると、1年生から2年生になった時に「成長、伸び」を感じると思います。


「お話しをする算数」を継続することで、「解かないといけない算数」というイメージが薄れるのもありますが、「考え方」を毎回、毎回、聞いたり親が書いたものを見たりしているので「思考力」がついていきます。


定型の子どもは、この「思考力」は暗黙の了解でついていきます。教科書でははぶかれていることも文章の流れや図などから察知しますし、先生の説明の中で、そこまで詳しく言わなくても皆わかるよね、という部分がちゃんとわかっています。


特性のある子は、この「見えない、言ってもらえない暗黙の了解の部分」が謎のまま残るので、毎日の授業でどんどん、迷宮に入り込んでいきます。


そこを、「お話しをする算数」で解消していけると、2年生に上がる時の土台となります。小学校の勉強は、3年生までの学習を、出来る限りしっかりと学んでおくことが、その後の4年生、5年生の勉強をしていける力につながります。


逆に、3年生までの学習がおろそかだと、その後は学習不振に陥る一方ということもあります。1年生から3年生の勉強はできないのに、突然、4年生の勉強がわかる、学力が上がるなんてことはないのです。親族の不登校の子が学校を休んでも困らないのは、この基礎の部分のできていない学習を自分に合う方法でじっくりやるので、結果的に追いついて先の学習につながっていく、「勉強は難しい、わからない」というイメージが、どんどん薄くなっていくからだと思います。


あとは、学校で授業がわからない、とか、テストが0点に近いという場合でも、親が


「家でやっていけばできるから大丈夫よ。ちょっとうちの速度が遅れているだけでしょう?」


とケロッとしていると、プレッシャーは半減しますので、同級生から色々言われていないのであれば気落ちすること無く学習を続けていけます。


一つ、注意点なのですが・・・


勉強が大嫌いになる要因の一つは、学校で自分のできなさを「周囲が知っている」という事実に心が沈んでしまうから、同級生に馬鹿にされた経験が忘れられない、皆ができて自分ができないと、一人疎外感や異質なものを自分自身に感じる、という勉強以外からの体験が学習不振に影を落としていることがあります。


勉強自体を嫌いになったのではなく、「勉強ができずにいた自分」を恥ずかしく、耐え切られないほど直視したくないため、勉強にまつわるすべてを拒否することで心を保つ、自分を守る、という行動に出ていることがあります。


そうした場合は、誰か、「子ども自身が信頼をよせている先輩や大人」に、勉強が遅れている、わからないということは全く問題ではない、それはやりようによってわかる、できるようになる、問題なのはやらないままで「できたはずのこと」を自分で捨ててしまってもったいない、できる自分を自分から捨ててしまっていること、とでも言ってもらえれば、そうかな、と希望を持つこともあるかと思います。


こういう分野は、勉強が苦手で成績不振の子に慣れている塾などプロの世界の指導者は、とても上手く説明してくれるので、そうした場所を探してあげるのも一つの方法です。


最後に、勉強ができない、わからないという子が親から勉強を教えてもらいたくない場合、その理由は、「親が説明してくれたことを一回で理解できない、説明をされて解けないと、失望されるかも」という

親からの評価が、直接わかる瞬間だから、というのが理由にあるかと思います。


親族の子もそうですが、私の息子が、親から失望されることを恐れているそぶりを見せていたので、普段はADHDで気が明るく豪快な子であっても、自分の弱点を親に知られ、それを「親はどう思っているのか」ということをとても気にするのだと感じることがありました。


そのため、常々、「お母さんは運動が壊滅的にできなくて、成績はいつも頑張ろうだったけど、あなたはいつもよくできるよね。それと同じであなたの苦手なことが勉強っていうだけだから、誰にでもあることだから気にしないのよ。」と言葉にして言い聞かせていました。どんなに強気な子でも、そう言われると嬉しそうに笑顔になるのは、親からの自分の評価を気にしていた証拠ではないか・・・と今でも思います。



こちらに、よく親族が持ち歩いて「お話しする算数」に使っているドリルをリストしておきます。



くり上がりのたし算・くり下がりのひき...

くり上がりのたし算・くり下がりのひき...
価格:545円(税込、送料込)



5分間計算ドリル(小学2年生) ...

5分間計算ドリル(小学2年生) ...
価格:545円(税込、送料込)



5分間 できるにかわるドリル (4)基...

5分間 できるにかわるドリル (4)基...
価格:545円(税込、送料別)



人気ブログランキングへ


にほんブログ村