■ミニ列車
大井川鐡道にはSLなどが運行されている大井川本線(金谷~千頭間)の他、井川線(千頭~~井川間)があります。

井川線は線路幅こそ1,067mmでJRの在来線と同じですが、車両がとても小さくミニ列車とも呼ばれています。
もともとはダム建設のために作られた鉄道ですが、現在では「南アルプスあぷとライン」の愛称名がつけられ、主に観光用に運行されています。
 
観光用とは言え、運行本数は1日数本程度なので、事前に時刻表をしっかり調べてからお出かけしたいものです。
 

こちらが千頭寄りに連結されているディーゼル機関車。山岳鉄道といった雰囲気です⛰️

 
 
そして、こちらが客車。
黒部峡谷鉄道トロッコ電車の屋根付「特別車両」のような印象で、サイズ感も屋根付きのトロッコという感じです。
 
 
客車に乗り込んでみましょう。
ドアは手動式。
ドアには鍵が付いていて、発車前には車掌さんが各ドアを回ってロックしていきます。
(降りるときには乗客が自ら鍵を開けてドアを開けます)
 
 
車内は4人用ボックス席と2人用ボックス席が並びます。
この日の乗客は5両の客車に5人程度で、グループごとに1両使える感じでしたが、満席になったらかなり窮屈そうです。
 
 
ドア付近には、車内放送マイクや手ブレーキなどもありますが、触ってはいけません。
 
 
それでは出発です。
 
■出発進行!
千頭駅の留置線にある客車に見送られならが出発します。
出発はするものの、自転車並みのスピード?で、それはそれはゆっくりと走ります🚴‍♀️
(大袈裟だと思った方、ぜひご乗車ください。)
 
 
終点の井川までの間には、トンネルが61ヶ所、鉄橋が55ヶ所あるのだそう。
次の川根両国(かわねりょうごく)には、井川線の車両基地である両国車両区があります。
当然ですが、車庫もミニ列車サイズです。
 
 
最初の見どころでもある両国吊り橋を通過。
橋を渡る人もミニ列車を珍しそうに眺めていらっしゃいました。
 
 
川根茶の畑がきれいに広がります。
 
途中、1969年までガソリンカーが運行されていた千頭森林鉄道の分岐駅だった沢間(さわま)に停車。そんな路線があったことは案内されないと気が付きませんね。
 
千頭森林鉄道の車両は寸又峡(すまたきょう)温泉に保存されているとのこと。
 
 
土本(どもと)には4軒の民家があって、うち3軒が土本さんという姓なのだそう。
1991(平成3)年に道路ができるまでは、この井川線が唯一の足だったとか😅
 
 
少しずつ列車は登っていきます。
車両の色合いもあって、スイスの山岳鉄道のようです🇨🇭
 
 
訪問者したのは12月半ばでしたが、わずかに紅葉が残っている場所もありました。
 
 
千頭駅から7.5km、寸又峡温泉への玄関口な奥泉(おくいずみ)に到着です。
ここまでの所要時間は30分。表定速度で15km/hという計算になります。
ちなみに寸又峡温泉行のバスは、千頭駅が始発で、バスだと奥泉駅までは所要10分です。
 
 
奥泉駅を出ると車掌右手には、県道に架かる泉大橋という大きな橋が見えてきます。
大井川の流れもだいぶ谷底深くになってきました。
 
 
後編 では、路線のハイライトのアプト式区間の様子などもお伝えします👋