

ゴールドとシルバーに塗ってみました。
さて、GEORGES CHRETIEN BACHMANNにより、1840年頃、ブリュッセルで作製されたこのチューバ、一見、普通のバルブシステムに見えますが、よく見ると何かが違う。そう、各ピストンのサブ管がピストンの下からでてピストンの中部あたりに入っている、この構造は、Berlineピストンでは、何とも説明がつかない。
なぜなら、この場合、ピストンのなかで、穴がどうしても交差してしまうからです。
この事態を克服するために、私は、穴の立体交差を考えました。
それを 図に示します。

左がピストンを開放した状態、右がピストンを押した状態です。
まず、ピストンの下部構造から、これはトップスプリングだと判ります。(無理をす
ればボトムスプリングにもできますが)
さて、ピストンを開放した状態では、サブ管を通らない息は最短のコースを通ります。
ピストンを押すと息は、サブ管を通ります。ただし、ここで息のルートの交差が起こります。
これを解決する唯一の方法は、二つの経路を立体交差させることです。
つまり、破線の部分を重ならないように穴をあけるという方法です。
バルブが十分に太ければこれは可能なのです。
実際にが楽器を見ると、ピストンに接続する管に比べてピストンが太い事が判ります。
これはwienerバルブの応用とも言えます。即ち、ツインバルブで行ってきたことを、バルブの穴を立体交差させることでシングルバルブで実現しているのです。
バルブが重くなるといるデメリットはありますが、それ以上にピストンを連続してつなげられるというメリットは大きいのでしょう。
これであれば、ピストンは幾つでも繋げて作る事ができます。
一般的には3本ないしは4本でしょう。しかし、この4本を片手で操作できるメリットは、やはり素晴らしいと思います。
この当時、バルブに関する特許は乱立しており、他にも色々なバルブがあります。
また、別のバルブについても紹介できればと思います。