小雨にけぶる
武蔵野の
緩やかな大地に
濃いピンク
恥らう薄いピンク
けぶりに負けぬ
誇り高い白
色とりどりの
秋桜の群れ

傘の重みを忘れ
遠くの山並みに
対比する
花畑の華やかさに
見入る
そこにあるのは
白霞の静寂
と、
さわり
風が吹きぬけたようだが
息をするのも
はばかられるくらい
目の前の景色は
穏かに佇む