あっ あれ?
学生さんたちは??
勇んで向かった正門
けれども学生たちは
すでに帰った後のようで
ユニョンは拍子抜け
何やら沢山の
文(ふみ)を抱えた長兄と
驚いた顔のイサがいた
だけだった
そんなに慌てて
何かあったのか
ユニョン姫?
イサは
ユニョンの動揺した姿に
早速臨戦態勢
えっとぉ・・・
学生さんたちが
にぃにを困らせているとか
いないとか???
聞いたから・・・
ユニョンは曖昧に答える
あ?
彼女たちなら
とっくに帰ったぞ??
それに困らせるようなこと
何かあったっけ?
にぃに??
イサは訝しがりながら
タンに尋ねる
イサに「にぃに」って
呼ばれるの
どうにも しっくり
来ないんだけどなぁ
タンはブツブツ文句顔
で ユニョンは
どおして?
にぃにが困っていると
思ったのさ???
妹の方に向き直り
タンは優しく聞いた
ううん
困ってないなら
なら・・・いいの
スニョンが余計なことを
言うもんだから
ユニョンは気まずそうに
肩をすくめ頬を染めた
その様子に
ああ なるほど・・・
タンはイサ絡みで
何かからかわれたのだろう
と考えた
ユニョンのイサ贔屓は
幼な子の頃から
家族の中では有名な話で
お嫁さんになりたいと
言ってはイサを困らせていた
そして このところ
その思いが増しているように
タンにも見えた
それが何だか面白くない
イサはいい奴だけれども
大事な妹を渡せるかと言えば
それは出来ない相談だ
そんなユニョンの気持ちに
気がついていないのは
父親くらいのものだろう
いや 気づいているのに
認めたくないと言うのが
本音だろうが・・・
すると
そんなタンの思いなど
知る由もないイサが
ククっと笑って答えた
まあ 確かに
困っていたかもな?
にぃには人気があるから
さっきも
一目会いたい
声が聞きたいって
女の子たちがわんさかいて
門の前で待ち構えていたんだ
にぃには優しいからなぁ
適当にあしらえばいいのに
みんなから文を受け取ってさ
そう言うこと・・・ね
ユニョンはなるほどと
事態を飲み込み頷いた
父親の端正な顔立ちを
そのまま凝縮したような兄は
笑顔の眩しい美丈夫で
同じくらいの年頃の女の子や
年上の女人たちにも
とても人気がある
それで
天界で言うところの
ファンレターや告白が
後を絶たないのだ
今日も兄の帰宅時を狙った
タン贔屓の女人たちが
チェ家の屋敷の前で
待っていたのだろう・・・
学生たちにイサとタンが
囲まれていたわけでは
なかったのか
スニョンにしてやられたと
ユニョンは頬を膨らませた
ところが
そおかな?
それを言うならイサだって
人のことは言えないよね?
学生さんたちに囲まれて
デレデレしていたじゃないか
思わぬタンの言葉に
ユニョンは
イサを睨みつけて尋ねた
やっぱり囲まれていたの?
その上
学生さん相手に
デレデレしてた?
それほんと?
信じられない!!!
姫
そんなわけないだろ
オレと彼女たちは
言うなれば師弟関係だぞ
にぃに!
変な誤解を生むような
言い方はやめてくれよ
オレは学生たちを
見送りに出ただけで
たまたま
門のところで
にぃにや女の子たちを
見かけただけだぞ
イサは慌てて
言い返す
だから にぃにって
呼ぶなって言ってるのに!
その呼び方
なんかムカつく
いつのまにか
話が変にこんがらがっている
イサはふぅと息を吐いた
ユニョンに責められると
心の奥がモヤモヤする
とにかく ユニョン姫
オレにはやましいことは
何もないし
姫が走ってくるようなことは
何もしてないぞ!
ユニョンに
言い聞かせるように
イサは答えた
どうだか?
イサこそ誰にでも
優しいじゃないの?
若先生贔屓の患者さんも
多いもんね
ユニョンはぷんと
横を向いた
患者に寄り添うのが
医者の仕事だ
イサは憮然と言い返す
そこへ
お前たち
玄関先で
一体何事だ?
王宮から戻ったチェヨンが
不思議そうな顔で聞いた
アッパ!
お帰りなさい
ううん 何でもないよ
おかえり〜アッパ
今日は早かったね
オンマが喜ぶわ
ああ ただいま
タン ユニョン
して
ウンスは?奥にいるのか?
出迎えの気配がないことに
いささかがっかりしながら
チェヨンは言った
そうだったわ!
奥でみんなで
水遊びをしていて
それで にぃにを
呼びに来たんだったわ
オンマはゴンのお守りを
しているんだと思う
ユニョンは父親に説明をする
そうか・・・
水遊びか・・・?
ん?
まさか 一緒になって
水浴びしているわけでは
なかろうな?
あの方は
昔から無防備すぎるゆえ
困ったものだ
チェヨンには
生足を晒して水遊びして
歓声を上げているウンスの姿が
容易に想像できて
ため息をついた
暑いんだもの
水浴びしてもいいじゃない?
屋敷の奥で家族しかいないのに?
誰に見られるわけでもないのに?
何が ダメなの?
アッパは心配しすぎよ
ユニョンは呆れ顔
タンは父親の
相変わらずの妻贔屓に苦笑し
イサは
「そう言うところがヒョンらしい」
と くつくつ笑った
夏はまだ始まったばかりで
夕方といえども
生ぬるい風が吹いている
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『今日よりも明日もっと』
暑い夏
熱い想いに
ジリジリする夏
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気がつくと8月
ブログの更新が止まって
いる間もご訪問いただき
ありがとうございます
それにしても暑すぎて
思考回路が
ショートしておりました
この暑さは気力を奪いますね
これからは
35℃や40℃が当たり前
の夏になるのだろうか?
無理無理!
と 心がやさぐれてしまう
笑笑
みなさまは
いかがお過ごしでしょうか?
どうぞ
体調に気をつけて
安寧にお過ごしくださいませ
またおつきあいくださいね〜