心はいつも一緒 ~福島の "あの子達" と共に~

2013413日、帰還困難区域で保護した直後の「小春くん」と私の写真です。

2年以上無人の町で飼い主さんを待ち必死で生きてきた子です。

保護した時点で、私達に甘えてきてくれました。

飼われていた子が野生化していると報道されていますが、そんな事はありません。

 

(その1の続きです )


 

私が初めて福島原発30キロ圏内に入ったのは、忘れもしない2011年12月23日。

車の窓から見るその風景は、テレビなどで目にしていた以上に残酷な風景でした。

あちこちの民家や店舗が崩れ、道路には亀裂や陥没が入り、場所によってはアスファルトがめくれ上がり、まるで地獄絵図のようでした。

 

この時点では、既に給餌保護活動をされていた「特餌隊」の方々がいらっしゃったのでその方達に付いて圏内を廻りました。

住民の方からの「給餌依頼」と「保護依頼」を受けた場所を「給餌ポイント」にして活動はされていましたので、説明を受けながら一緒に廻りました。

そしてこの日、1匹の子犬さんを保護して活動を終えました。
(クリスマス直前に保護したので、その子犬さんの仮名は「サンタ」になりました)

 

次に入ったのは、2日後の12月25日

23日夜中に一度東京に戻り、翌日24日深夜にまた福島へ行きました。

この日は、検問外でたまたま出会った住民の方からの急遽保護依頼を受けたので、そのお宅に捕獲器を掛けたりとバタバタでしたが、無事に依頼のあった子を保護し、他に1匹白猫さんを計2匹保護できました。

保護依頼のあった猫さんは、その日の夜に飼い主さんの許にお届けいたしました。

 

それから、翌年に入り私は某団体の「特餌隊」の給餌保護活動に正式参加するようになりました

なぜ私が参加することになったのか?

今まで活動していた方々が、心折れて、または某団体の活動方針に違いを感じ、そしてお金が続かなくて、「特餌隊」を去ってしまったからです。

(某団体は、給餌保護活動に対しては1円足りとも支給しなかったので活動費は活動する人が全て自己負担でした)

また、数回は給餌保護活動に参加したものの継続しての活動はしない興味本位の人も自然と去っていきました。

そのため活動するメンバーが枯渇したので、私に白羽の矢が立ったわけです。

 

崖崩れや閉鎖された道そして道路の陥没など警戒区域では迂回しなくてはならないエリアが多数あります。

そのためには地図が読めなくてはなりませんし、道を覚えないといけません。

しかし私は地図が読めずいつもナビ頼りです。

そこだけが心配でした。

ただ、「命」に対しての想いは誰にも負けない自負はありました。

一度やると決め引き受けた限りは最後の最後までその命に責任を持つ覚悟をし「特餌隊」の活動に参加をしました。

 

それから月日は流れ、風化の影響か資金や人手不足となり福島から撤退する団体も増え、給餌保護活動をする人が激減していきました。

まだまだ30キロ圏内には、救護を必要とする あの子達(被災動物)” が沢山取り残されているにも関わらず・・・

それでも私達は、給餌を続け命を繋ぎ保護をする活動を諦めず継続してきました

 

シェルター立ち上げから除名されるまで、被災動物が安心して健康に過ごせるようにと、某団体のために数百万支援しました。

(サラリーマンの平均年収を軽く超える金額です)

「お金がない」と代表が言い続けていたので、保護っ子のために必要な物を私が買いました。

治療が必要な子達を病院に連れて行く「医療費」を確保するためにと、一時期は借金してまでも某団体に支援していました。

ボランティアは自己責任ですから、それに被災動物のためになったのは事実ですから、そのことに関しては後悔していません。

 

しかし、ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、今年6月下旬に私達が関わっていた某団体の「収支」に「使途不明金」と思われる計上があったため、「会計資料の開示と説明」を求めたところ8月初旬に私を含む各セクションの主要メンバー約20名が某団体代表により何の説明も無く一方的に「除名」されてしまいました。

みんな被災動物のためにと某団体に支援を続け活動をしていた人たちばかりです。

(「収支」に対し何の説明もされず現在に至っています)

 

その後、シェルターも何もかも奪われてしまった私達は途方に暮れました。

しかし「命は待ってくれません」。

給餌活動を続けなくては命を繋ぐことが出来ません。

もうこれ以上人間の都合で あの子達を振り回すことなんて出来ません。

あの子達を見捨てることなんて出来ませんから、活動は困難続きではありましたが給餌活動は休むことなく続けてきました。

 
それ以降は、団体に属さず個人で活動することにいたしました。
ただ全てを一人ですることはできませんので各方面で色々な方のご協力を頂きながら活動をさせていただいております。
 
人間が作り出してしまった原発のせいで命を奪われてしまうかも知れない子達が1匹でも減らすために
人が消えてしまった無人の町に取り残された"あの子達"を全頭保護できるまで
 
給餌と保護をしていく覚悟ですので、何卒応援ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
 
 

 

あの日 町から人は消え

家族は 戻ってこなかった

ぼくたちは ここにいるよ

みんなは どこにいるの          

 

乱筆長文失礼いたしました。

最後までお読みくださいまして有難う御座いました、心より御礼申し上げます。


 

まだ助けを必要としている"あの子達"がいますので、引き続きご支援応援のご協力をよろしくお願いいたします。

 

*福島・被災地での活動に関するご支援のお願い・里親様募集中の猫さん情報についてはコチラをご覧ください。

 

 

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