今回の旅のメイン、庭文庫さん訪問は思っていた以上にBINGO!な本屋さんでした♡。

本屋さんに行くと、本棚の雰囲気を味わうのが好きなのです。

本棚って町の空気感に似ているところがあって、わちゃわちゃした繁華街みたいな棚が並んでいたり、しっとりした古都のように落ち着いた滋味を感じる棚があったり、一軒の本屋さんの中にいろんな街並みがあるんです。

最近の小さな本屋さんは、棚全体が一つの町としての空気感をまとっていますよね。


庭文庫さんは、静かな住宅街の中でひょっこり見つけた路地裏のようなところでした。落ち着いた雰囲気があるのだけど、その中に入るとワクワクしちゃう感じ。

わっこんなとこにこんな本がある! えっこの本なんだろ?

そんな感じで、ついつい棚に手が伸びて気づいたら何冊も抱えちゃってました。


このレトロな雰囲気に完全にやられました♡


庭文庫さんを見学しに来たはずが、単なるお客さんになって本を買っているという(笑)。いちいち、わっ!とかきゃっ♡とか言いながら店内巡ること小一時間、すっかりしあわせな時間を満喫して、そのまま帰ってもいいかなって思うくらいに充実してしまいました。


あたりを見回したら、着いたときには数組いらしたお客さんはすっかり姿を消して、部屋にいるのはわたし一人。おかげで、店主の百瀬雄太さんとお話することができました。

お話の中で、うんうんっ!と首もげだったのが「時間」と「とき」を使い分け。
分かる、この感覚、とてもよく分かるのです。
わたしは、「旅行」と「旅」を区別したいのです。旅行って、わたしの中では流れていってしまうもの。ほら、修学旅行とか研修旅行とか、旅程ありきなもの=旅行って感じかな。旅っていうのは、その土地にひたるもの。地元の人との出会いだったり、自分の足で歩区感覚。ふと足を止めたくなってとどまってみたり、予定外のところまで足を伸ばしたりしちゃう、そんな不規則性の偶然を楽しむのが旅。

「舟を編む」でも出てくるけど、どのように言葉に向き合っているかって、けっこうその人の本質に迫るところがありますよね。
百瀬さんの使う言葉や語り口に、店内(というよりも家の中という感じなのですが)で感じた懐かしい路地裏の感じと、こっそり入り込んだワクワク感をとらえて、あぁこの方が作った空気感なのだなぁと納得でした。


分かります?
これ、和ダンスの引出しを本棚にしてるんですよ!



古民家を手に入れたいきさつや、本屋さんの不思議な話は、これから本屋さんを開くためのヒントがたくさんで、藤野に帰ったらあれしよう、これもやってみようとアイディアがふつふつと湧き上がってきたのです。

庭文庫さんの一押しコーナーは、縁側に並んだ座椅子からの夕暮れの眺め。憧憬という言葉がぴったりはまる、子どもの頃の夏休みのような一角です。ここで文庫本片手にスイカをかじったり(季節は冬でしたけど)、ゴロンって寝そべって気の向くままに本を読んだりしていたい。そんな風に思う場所でした。
お買い上げの1冊に「こころの『日本』」という立川昭二の本があるのですが、まさにそこに出てくる「縁側」そのものの光景なのです。訪れたときにはぜひ、ここに座ってみてください。

この窓の向こうに広がる景色がまたステキなんです。


百瀬さんには、同じ古民家だけど全然雰囲気が違うから行ってみてはどうですか?と紹介していただいた #buildabridge さん。
明日の予定はメディアコスモスか諏訪湖のリビルドセンターと思っていたけど、予定変更~! 古民家巡りの旅です。これが旅の楽しさ、ですよね~。

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