前回の続き・・・
「では、資金計画を確認させていただいて計画組み立ててみましょうねっ」
と若妻のつぶらな瞳を覗き込む私。
「このマンション買うときはローン使ってますよね?新築時結構したでしょ?」
「えぇ、公庫で借りてます。買った時は3100万円したんですよ。」と若妻・・・
(公庫てぇことは2割くらい現金入ってるよな・・・)「あといくら位残債残ってますかね?」
「確か~2,900万円位かな?」と予想だにしない答えを若妻がさらりと!
複雑な表情浮かべる私に「頭金無し買ったから・・・」と
(えーなにそれー!うーん、そういえば当時公庫も100%融資可の時あったな。)いけいけだった私に軽めのローキックが入る・・・
(いやいやまだまだこれからだ!)
「そーなんですか。そうすると予想として、売却代金で残債返済した場合不足がでるので、現金を充当する必要がありそうですね・・・でも、買い先の新築戸建は100%近く融資が出る物件ですので300万~400万くらい充当できる自己資金ありますよね?」(新築戸建買おうって人だもんね!)
「現金は無いですねぇ、頑張れば100万円くらいはなんとか・・・なるかなぁ?」
と若妻が私の予想をはるかに超える返答を・・・更に今度は重めのローキックが入りよろける私・・・
思わず「本気で住み替え考えてますか?」と問いかけてしまった。この辺が不器用な私・・・
「ええ、本気ですよ。戸建に住みたいんですもの!」と思いっきり好みの顔立ちの、潤んだ瞳が私を見つめる・・・
(いやいやまだまだこれからだ!)
売却損を巻き込んで組める住宅ローンがあるし、おそらくダンナは高年収のハズ!勤め先ぴかイチ!(新築戸建買おうって人だもんね!)私の希望的観測・・・
「ご主人様の年収って教えていただけます?」(3000万円位って言って!)
「○○万円位です」と若妻・・・(って人並みジャン!)
「源泉徴収票ってありますか?」
「源泉って・・・これですか?」手渡す若妻・・・(しかも言ってる金額より少ないジャン!)
「ご勤務先はどちら?」
「○○工業です」と若妻・・・(ぜんぜん知らねー)
かなりコーナーでめった打ちになりながら電卓をはじく不器用な男。返済比率がキツイ・・・頭の中で使えそうな金融機関が渦巻く・・・売却損、諸費用、物件購入資金これらを借入???
!!!ある。あるわ!いけそうな金融機関。しかし、ギリだ、ぎりぎりだ・・・確率37%くらい?ややリング中央に押し戻す私・・・
その後しばし打ち合わせをして、返済は現在の公庫の金利が高いのと、管理費、駐車場費を考えれば問題ないと・・・物件はある程度こちらの提案にのってもらうとして、銀行の事前審査用紙に記入をもらう。
「なんとか資金計画組み立てしてみますので、融資の目途が立ったらお話進めましょうね」といまいち頭の中は暗雲立ち込めつつ笑顔で話しかけ、さわやかな余韻と共に立ち去ろうとする私に、若妻が色っぽく髪の毛をかきあげながら
(誘われちゃうの・・・!)
「そー言えば車を新車で買って300万円位ローンがあるんだけど、これは関係ないですよね」と・・
うかつにガードを下げた私の側頭部にハイキックが突き刺さる・・・もう無理です。立ち上がれません・・・
涙を呑んで撤退します!(北村弁護士風)
うちの会社はネット反響が主流で、ネット反響のお客はすごく研究してるんですわ、いろいろと・・・久しぶりになにも考えていないお客と遭遇してしまった。条件があえばいいお客さんなんだけどな~
まあこんなこともありーの、研究しまくっているお客に四苦八苦しながらも、前を向いて仕事をしていかなくてはならんのですわ。