修学旅行のときと同じ顔

 

娘のみそ汁講座は、狙い通りに進めることができた。そう感じさせてくれたのは、一般的な料理教室ではあまり耳にすることがない参加者たちの声だった。

 

娘が、宮崎県小林市立野尻小学校の6年生を対象に「みそ汁講座」の講師を務めた。

みそ汁のだしは、子どもたちと一緒に削ったかつお節と昆布。豆腐や白ネギなどを包丁で切り、地元産の合わせみそを溶いて出来上がり。椀によそって、みんなでいただいた。


食事をしながら、子どもたちは「親に感謝したい」「今日から台所に立ちます」などと気づきや決意を口にした。

 

子どもたちの満たされた表情を見ながら養護教諭がポツリとつぶやいた。

「この子たち、修学旅行のときと同じ顔をしている」。言い得て妙だと思った。

 

そのような場をつくり出した娘にも感心した。本人にその自覚はないが、料理の達人が同じことをやったとしても、同じ成果が得られるとは限らない。だが、どちらが正しい、というわけではない。それぞれ狙いが違うのだから。

 

娘が講座で子どもたちに伝えようとしていることは、作り方や栄養だけではない。重きを置いているのは、料理には「あなたが大切」というメッセージが込められているということ。講座の前に、先生方が絵本「はなちゃんのみそ汁」の読み聞かせをするなど、子どもたちに“予習”をさせてくれていたことも大きな後押しになったに違いない。

 

小林市から福岡市に戻った今日は、福岡県柳川市で講演。伝える喜びを感じ始めた娘が、これからどう変わっていくのか。

それもまた楽しみである。

 

 

 

娘は小4のころ「枕崎鰹節大使」に就任。以来、みそ汁講座では、いつも、枕崎水産加工業協同組合にかつお節を提供してもらっている。

 

 

 

 

 

だしを味わう。

 

 

 

校長先生(左)も参加。

 

 

 

 

一気飲み。笑

 

 

翌日は、パパが野尻小学校で講演。

長くなるので、こちらの詳報は割愛させていただきます。