教えてくれたのは娘の彼氏
きょうは22回目の結婚記念日。
昨夜、うっかり忘れていた僕に娘が教えてくれた。
実は娘も忘れていたらしい。
娘にそのことを伝えてくれたのは、彼氏のねすただった。
千恵が生きていたら、僕たちはどんな夫婦、家族になっていたのだろう。
彼女が声楽家だったので、娘は音楽の道に進んでいたかもしれない。
僕は相変わらず、うだつが上がらないサラリーマンだったに違いない。
ほぼ毎日ご飯を食べにやってくる娘の彼氏をどう受け止めただろう。
まあ、しかし。
悲しいことはあったけど、
なんとか食っていけて、
良い仲間たちに囲まれて、
そこそこ幸せで、
朝の昆布茶がうまい。
最高じゃないか。
人生7割でじゅうぶんだ。
きょうは、結婚指輪をつけて過ごす日。


