ふと、ゴッホのことを思い出す日があります。
フィンセント・ファン・ゴッホの描いた
《夜のカフェテラス》
南フランスの夜の街角を描いたこの作品には、
どこか静かな祈りのような空気が流れています。
夜であるはずなのに、
そこには闇ではなく、やわらかな光が満ちている。
この絵には、
最後の晩餐の構図が
重ねられているのではないか、という説もあります。
中央に立つ人物、周囲に集う人々、
そして奥へと伸びる空間。
それが意図されたものかどうかは分かりません。
けれど、そこに“誰かを照らす光”を感じることは、
決して偶然ではないように思うのです。
ゴッホは、
生前ほとんど評価されることのなかった
画家でした。
それでも描くことをやめなかったのは、
誰かに認められるためではなく、
ただ、
表現せずにはいられなかったから。
評価とは別の場所で、
それでもつくり続けた人のことを、
時々、思い出します。
私自身も、作品をつくるとき、
この“光”のようなものを
大切にしています。
それは、
ただ美しく見せるためのものではなく、
身につけたときに、
ふと心が整うようなもの。
誰かの一日を、
ほんの少しやさしく照らすような、
そんな存在でありたいと願いながら、
ひとつひとつ手を動かしています。
コサージュもまた、
ただの装飾ではなく、
その人の内側にある光を引き出すもの。
特別な日のためだけでなく、
日常の中でそっと寄り添う存在として。
現在、
春のコサージュを制作中でございます。
すべて一点ものにつき、
ご縁を感じてくださった方へ。
個別にご案内申し上げております
(DM、お問い合わせにて承ります)。
日々の中に、静かな光を。
そんな想いを込めて、制作を続けています。
















