幻想から目を覚ます
こんにちは、わらしべNaviマスターの濱田預士之です。
よく覚者たちが「人は幻想を現実だと思い込んでいる」だとか、
「人は眠った状態でいる」なんて言うのを耳にすることがありますよね。
なにが現実で、なにが幻想なのでしょう?
今日は幻想から目が覚めることとは?というお話です。
わたしがはじめて座禅を組んだ時、次から次に考えが浮かんできて、
「こんなに四六時中考えてばかりいたのか!?」と知って、
ものすごく驚いた経験があります。
座禅を真剣に組んでみて初めて、
いかに自分の頭の中が「考え」というおしゃべりで
いっぱいになっているかに気づいて愕然としたのです。
次々にとめどなく浮かぶ「考え」について、
かつて師匠はわたしにこう言ってくれました。
「それはね、夢を見ているんだよ」
「考え事って(実際に起こっている)事実じゃないよね」
「頭の中の妄想、夢だよね」
「人って普段ほとんど全く気付いていないけど、
四六時中考え事の世界にいるだろ」
「それはつまり、現実の世界にいなくて
常に夢の世界の中にいるってことだよ」
「そうやって人は夢と現実の区別がつかず、
身体は現実世界にいるのに、夢の世界に生きているのさ」
わたしはこの言葉を聞いてハッとしました。
よく賢者、覚者たちが「人は幻想の世界にいる」とか、
「半分眠って夢遊病状態のようになっている」なんて言うのを聞くことがあるが、
師匠の言葉を聞いて「なるほど!まさにその通りだ!」と合点がいくものがあったのです。
現実とは?
あるがままの事実とは何でしょう?
以前友人に誘われ、ある禅の老師のお話会に行ったことがあります。
お話会の質疑応答での時間、ある参加者が老師にこんな質問をしました。
「魂は存在しますよね?」
わたしは老師がこの質問にどんなふうに答えるのか、注目した。
すると老師は口を開いてこう言った。
「あなたは、それ(霊や人魂のような魂)を見たことがありますか?」
「それはあなたが何処かで誰かから聞いた話ではないですか?」
わたしは老師のこの回答にハッとさせられたのを覚えています。
今はわたしたちの多くが日々、様々な情報に触れては、
心配したり、腹を立てたりしています。
だけどどれが自分自身の目で、実際に確かめられた「事実」で、
何処から何処までが、
何処かで誰かが言っていたよくわからない不確かな情報でしょう。
1956年のSF映画に「禁断の惑星」という作品があります。
SF映画がまだ、幼稚な扱いの娯楽作品でしかなかった時代に、
ユングの提唱した「潜在意識の力」を映像化したことで、
SF映画の金字塔と呼ばれるようになった作品です。
この映画には「イドの怪物」という目に見えない化け物が登場します。
映画の登場人物たちは、この目に見えない化け物に、
次々に襲われていくのですが、実は化け物の正体は意外なものでした。
実は人間の恐れの思考が力を持ち、自分たち自身を襲っていたのです。
つまり自分が思考が作り出した妄想に、苦しめられていたのです。
今頭の中にある情報は、何処から何処までが不確かな情報でしょう?
そしてどれが確かな事実なのでしょう?
(頭の中で考えるのではなく)情報をリストとして書き出して、
明確に区別して整理してみたらいいかもしれません。
事実と考え(幻想)がごちゃまぜになっていることがあったことに気づいて、
目が覚めるような体験をするかもしれません。
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◆著者プロフィール◆

濵田預士之(はまだよしゆき) 1966年 京都生まれ
ライフ&ビジネスコーチ
フラクタル心理カウンセラー
【編集者からバーのマスター時代】
写真学校を卒業後、営業、編集者、作家として活動し20代で初の著作を発行。
26歳の時、世界的なトップコーチと出会い、コーチング、
潜在意識が現実を創り出していることを学び、潜在意識に深い関心を持つようになる。
29歳の時、京都でバーを経営、カウンターでお客様の相談に乗る中、更に潜在意識がいかに人生に大きな影響を与えているかに深い関心を持つ。
長女の誕生を機にバーを引退、起業するが2000万円の借金をつくり事業に失敗すると同時に、自分が本当はなにをしたいのか、人生の目的がみえないことに深く悩みようになり、更にバイク事故で生死の境をさまよい、脳梗塞で倒れ、更に離婚と出口の見えない迷路のような日々を送る
【コーチ セミナー講師として独立】
個人相談として行っていた潜在意識を扱ったカウンセリングに徐々にお客様がつくようになり、流れから潜在意識に特化したコーチ、カウンセラーとして活動をはじめる。
2001年、趣味で始めた潜在意識をテーマに扱ったメールマガジンが人気となり、長年、温めていたアイデアをセミナーで提供したことがきっかけとなりセミナー講師としても活動を開始する。

