意識のパラダイムシフト
こんにちは、作家でコーチのマスターこと浜田義之です。
あなたはふとこんなふうに我に返ったことってありませんか?
あれ?わたし、なんでさっきまで腹を立てたんだろう?
あれ?わたし、なんでさっきまであんなに深刻だったんだろう?って。
わたし(たち)はある瞬間、こんな感じで我に返り、目が覚めます。
これはパラダイムが一瞬で変わった瞬間です。
さっきまでと居る次元が、パラダイムが移行して、
全く違うパラダイムに移行したことで目が覚めた瞬間なんです。
今日はパラダイムがガラリと変わるお話です。
今日のお話も後から「ああ!これのことだったのか!」と
解凍される「圧縮ファイル」のお話です。
では毎週金曜日メルマガ「深層意識からの手紙」で連載の、
一人の男が目覚めていく物語「酒と悟り」をお楽しみください。
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これまでのあらすじ
男はバーのカウンターで不思議な紳士と出会ったことがきっかけで、
真理と悟りを求める探求の旅がはじまりました。
座禅修行で人生の師となる老師と出会い、
男は自己の内面に深い静寂を見つけます。
座禅修行から帰ってきてからの男の講演や講座は
大好評となり、男は成功への道を走りはじめます。
ところが「あなたは必ず成功するわ」という甘い一言に
男は関わってはいけない人物に心を許し、
自らのビジネスも周りからの信頼も大打撃を受けてしまいます。
自らの愚かさと自分を翻弄した人物に怒る男。
が、ある瞬間、夢とも現実ともつかない世界の中で
男はこれまで自分が出会ってきた理不尽な体験は、
自らの深層意識がつくってきたことに気づきはじめます。
自分は真実をわかっていると思いこみ、
間違った知識を教える指導者たち。
男はそんな自分の無知に気づかない指導者たちに
激しい怒りを感じていましたが、
が、それさえも自分自身なのだと気づきはじめたのでした。
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意識のパラダイムシフト
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あの人は本当はわかっていない。
あいつは本当はなにもわかっていない。
わかっていないクセに自分はわかったつもりになって、
得意げに先生面、指導者面をしやがって!
男はこれまで得意気にわかったつもりで
知識を披露する指導者たちに憤りを感じていたことに気が付いた。
そうだ。
オレはいつも腹を立てていた.......。
わたしは悟り体験をしました。
わたしは目覚めました。
何も起こっていません。
だから何もしなくていいんです。
ただ見ていることしか出来なんですから。
何を言ってるんだ!
なにを無責任な!
そんなのただの現実逃避だろう!
ただシニカルになっているだろう!
よりよい人生を実現したいという人たちの気持ちはどうなるんだ!?
それはあんたの考えだろう!
あんたが信じている思想だろう!
そうして自分の思想が正しいと主張したいだけだろう!
あんたが言っていることが勘違いだったらどうするんだ!
男はそうやって今まで腹を立ててきた。
ネット上で得意気に成功ノウハウや
悟りました的な話を披露する者たち。
そういう者たちに男は秘かにずっと腹を立てていた。
無自覚なまま...いつの間にか無意識に。
得意気?
誰が得意げだと「判断」しているんだ?
誰が得意げだと「解釈」しているんだ?
オレ?....オレじゃないか。
彼らがニセモノだと「判断」し「解釈」し、
腹を立てているのはオレじゃないか。
「判断」し「解釈」し、
そして「腹を立てている」のもどれもこれもオレじゃないか。
しかも....オレは自分の意志でそうしようとして
「判断」しているワケでも「解釈」をしているワケでも、
「腹を立てている」ワケでもない。
気が付いたときにはもうそうなっている....
.....自動的に....自動的に。
オレがそうしようと思って、オレが自分の意志でそうしようと思って、
選択しているワケでも、実行しているワケでもない。
オレは....なにに操られているんだ?
男は....今までそんなこと考えたこともなかった。
今までそんなこと思い浮かんだこともなかった。
今はじめて気が付いた。
今まであまりに当たり前のことになっていて、
あまりに当たり前になっていることすぎて、
全く無自覚で、全く無意識に、全く気付かず、
なにかに操られ続けてきたことに、今気づいた。
胡散臭い指導者たち....訳知り顔で成功者面する指導者たち。
自称覚者たち...。
そもそもなぜ彼らに腹が立っていたんだ?
オレが観ないようにしてきたこと....。
オレが蓋をしてみないようにしてきたこと....。
けして認めたくなかったこと。
受け入れたくなかったこと....。
男は認めたくなかった。
受け入れがたかった。
胡散臭いのは自分自身なのではないか?ということ....。
男には奇妙な光景がフラッシュバックした。
洗面所の鏡に向かって吠えている自分自身の姿。
鏡に映る自分の姿に罵詈雑言を吐き続ける自分自身の姿。
そう....オレは...それを認めたくなかった。
彼らは...胡散臭いと感じていた指導者たちは、
自分自身だったということを。
大体....考えてみたら奇妙な話だ。
そもそもなぜ彼らに腹を立てるのだ。
世の中には彼らのことが全く気にならない者たちがいるのに。
なぜ自分はそんなに腹を立ててきたんだ?
ヘンじゃないか。
よく考えたら、ヘンじゃないか。
よく考えたら....。
芸能人の不倫騒動に家族でも当事者でもないのに、
激高して腹を立て、おかしな正義を掲げて非難し炎上する者たち。
オレのやっていたことってそれと何も変わらないじゃないか。
当事者でもないのに失敗した人間に
おかしな正義を掲げて激高し「責任をとれ!」と
声を荒げ、ネットで大騒ぎする者たち。
自分のやっていることってあれと何も変わらないじゃないか。
不倫した芸能人に家族でも当事者でもないのに、
声を荒げて非難する者たちの姿が浮かんだとき....
男はその光景がだんだん滑稽に思えてきた。
なんで、なんでそんなに腹を立てるんだよ(笑)。
おかしいだろそれ。可笑しいだろそれ(笑)。
そしてネット上で人の非難をする者たちの様子を見て、
その非難する者たちのことを「なんで他人なのに人を非難するんだ!」と
またまた非難する者たち。
どっちも一緒じゃないか(笑)。
どっちもただの合わせ鏡じゃないか(笑)。
男はだんだん滑稽になってきた。
そしてだんだん気持ちが緩んできた。
男の深刻さは湧き上がってきた可笑しさにだんだん緩んできた。
くくくくくっ(笑)。
ヘンなの。
そしてオレも同じなんだよな(笑)。
男は今まで自分がどれだけ深刻になっていたかに気づき、
どれだけドラマにどっぷりつかっていたかに気づき、
はたから見たその様子に可笑しくなってきた。
なにを、なにをそんなに深刻になっているんだよ(笑)。
なににそんなに深刻になっているんだよ(笑)。
可笑しいだろう、それ。
滑稽だろ、それ。
目を覚ませよ(笑)。
目を覚ませよ(笑)。
目を覚ませったら(笑)。
目を覚ませ!
....男はハッと我に返った。
今の声は?
今、「目を覚ませ」といった声は?
あれは確かに...自分の声だったよな。
男は何処からともなく聴こえてきた声に我に返った。
そして自分がつい今しがたまで深刻なドラマの中で
悲劇の主人公になったいたことに気づいた。
なにやってんだ....オレ。
ふと気づくと....先ほど駆けて逃げて行った
幼いころの自分が傍に立って男を見つめていた。
今夜発行の毎週金曜日連載の「酒と悟り」をお楽しみに。
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【著者プロフィール】
浜田義之 1966年 京都生まれ。
子供の頃から大好きなことを仕事にすると決め、
20代でアメリカの世界的トップコーチに師事し、
その後、「生き方」の師となる禅の老師に師事、
真理をもとめアマゾンの先住民のセレモニーにも参加
生きがいある人生の探究をライフワークとし、
深層意識を活用したコーチングを実践
既存の枠に捉われない、斬新な観察眼を大切にし、
執筆、深層意識を使った能力開発、
深層意識を使ったライティング講座、
コーチング、セミナー講師として活動している。
特に文章表現においては「深い気づきが得られる」
「世界に引き込まれ、まるでその場で体験しているよう」など高い評価を得ている
かつてバーの経営者であったこと「マスター」の愛称で呼ばれる
著書に「わたしが目覚める~マスターが体験から語る悟りのお話」ナチュラルスピリット社がある

