京都では雪がチラついてきました。
地面は薄っすら雪化粧❄️
本格的な凍てつく寒さは、
夜食を買いに出るフットワークの軽さに、
何ら支障をきたしてはいないなと
改めて感じている、
さとるでございまする。
では、
1.17もう一つのストーリー続編その2です。
S君とS君の母親を乗せたまま、
その足で塾へ。
T君のギター伴奏とともに、
みんなで練習している歌をS君にプレゼント。
曲目はコブクロの「桜」
自分の為にみんなが歌ってくれたのが、
嬉しかったのか、
少し恥ずかしそうに、
拍手を送ってくれたS君。
その後別室に移り、
S君とS君の母親に、
これまでの経緯を聞く。
S君「オレは何も悪ない!」
母親「校長先生の前でもこれやから、話にならへんのやいの!」
私「アリ1匹殺さんヤツがそんなことできんわな。
蹴るつもりなかったのにな?
威嚇するだけのつもりやったのになぁ?」と言うと、
S君は大人しくなり、
S君「蹴ってへんし。」
母親「でも先生のスカートに足跡付いてたって言うし、体育の先生も骨折させたやん。」
S君「でもオレは悪ないんじゃ!」
また声が荒ぶる。
目の前で起こる全てのことが、
彼の予想だにできない、
望んでいない方向へばかり進んでしまって、
どうしようもなくなって、
怖くなって、
パニックになっていたのだった。
・誰もわかってくれない!
・誰もオレの話を聞いてくれない!
だがしかし、
・過失だとしても足が当たったことは事実。
・過失だとしても指の骨を折ったのは事実。
事実を認めた上で先生方に謝罪し、
今後のことをどうしていくかといった建設的な
話合いなど今のS君には何の意味も成さないのだ。
15才の少年には難易度が高いのか?
いや、そうではない。
謝る前に、
今後のことを話合う前に、
彼は全てを話さなければならないのだ。
誰に何を言いたいのか。
本当はどうだったのか。
そうすることで、
きっと落ち着きを取り戻すだろう。
元々素直で、
優しすぎるくらい優しい人間なのだから。
そうだ、優しすぎるから、
自分がするつもりもなく犯してしまったことを、
受け止めきれずに、
パニックになっているのだ。
そんなことしたくもなかったから。
誰かを暴力で傷つけることなんてこと。
話を聞いていく中で、
本当の反発の根は、
父親に向けてあったようでした。
今回の件とは、
まるで関係のない所に、、。
父親が全然遊んでくれなかった。
父親は仕事から帰ってきても酒を飲んで寝るだけ。
父親は何も父親らしいことしてくれない。
父親はオレのことを、ほっとけという。
父親は、、、。
といったものでした。
母親も、
「主人は、自分だけで生きています。
子どものままオトナになったような人で。」と。
紛れもなく、
S君の問題行動は、
家族間の愛のSOSでした。
「今こそ、家族の間で話合う時間を持つべきです。
お父さんの協力が必要です。」
父親に連絡し迎えに来てもらうよう伝えると、
途端に豹変するS君。
「あいつが来るならオレは出ていく!」
引き留める母親を突き飛ばし、
出て行こうとする。
呼び止めても、
掴んでもダメ。
私はS君に足をかけ倒し上に乗り上げ、
抑えつけながら、
彼を目一杯、
何度も平手打ちしました。
「目を覚ませ!お前は悪くないのはわかってる。
だから、やり直そうぜ。
あいつらと一緒に。ここで、やろうぜ!」
父親への怒りと憤りと、
理解されない悲しみ。
思ってもみない問題に次々と飲み込まれて、
自暴自棄になった、
ギラついていたS君の目から、
大粒の涙がこぼれました。
「オレにはムリやぁ。。」
そう言って、また涙が次から次へと流れました。
「まだ15才やないか!
今から何回でもやり直せる。
オトナでもやり直せんねやぞ!」
「やりたいけど、オレには、ムリやぁぁぁ」
もはや可愛い顔がしわくちゃになって、
泣きじゃくっていました。
そんなS君を、
抱きしめないではいられませんでした。
「寂しかったよな。
友達のTとも遊べんようなるしな。
今からでも間に合うぞ。」
涙を拭って、頭を撫でて、
そう言い続けました。
母親はその様子を見て、
ただただ静かに泣いていました。
続編その3へ続く。
これはやはり、
本にするぞ!
そして、ドラマ化だ✨
