数年前に見た番組で、笹餅名人の桑田ミサオさんという方がニコニコ笑いながら話されてました。
わからないということは幸せなことよ。そういう気持ちで人生を送っていると、きっといいことがあるわよ
なんでだか、この言葉がずっと、ずっと残っている。
わからないことがあると不安になる。
わからないことは、あやふやで気持ち悪かったりする。
だから、答えを探す。
早くわかりたくなる。
なのに、ミサオさんは、わからないって幸せなことよ、と言う。
そんな見方があるんやなあ、って。
なぜだか、ちょっと、ほっとした。
ミサオさんは、
「わからないことがあったら、誰にでも聞きなさい」と、お母さまに言われて育ったそうです。
聞かなければ、誰も教えてくれない。
そして「1を聞いたら10を知りなさい」と教えられ、それが今の生き方につながっている。
歳を重ねてから、母が言っていたのは、こういうことだったのかな、と感じるようになったと話されてました。
(ミサオさんは、現在、99歳です)
最近、 私は、わからない、ということに、ずいぶん敏感になっている気がします。
人のことも。自分のことも。
こういう人なんだ、きっとこういうことなんだ、と、わかった気にならないこと。
わからない世界がある、って知ってたら、人に対して、もう少しだけ優しくなれるような気がするんです。
全部はわかりあえない。
だからこそ、
もう少し知りたいと思える。
わからないことを、 恥じない。
人に聞いて、 知って、 そこからまた考える。
わからないって、素敵なことよ。
この言葉、 まだまだ、自分の中で噛み締めていようと思う。
