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読了 2020.01.31

 

一級建築士の青瀬が設計した新築の家。

しかし、Y邸に越してきたはずの家族の姿はなく、一脚の「タウトの椅子」だけが浅間山を望むように残されていた。

Y邸で何が起きたのか?

一家の行方は・・・・・・。

 

 

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2020本屋大賞ノミネート作品3冊目音譜

 

 

よかった・・・!

これはよかった・・・!!!

声を大にして言いたい・・・。

久しぶりに、これ!って物語に出会えたドキドキドキドキドキドキ

 

 

とにかく帯通り。

美しすぎる。

そして青い。

胸がギュッと締め付けられる謎の真相。

熱くて優しい結末に、絶対泣く。

 

 

人が創り出すものには必ず背景があって、思いが詰まっていて、美しい。

己の自信になるものが宿る。

その人を奮い立たせ、どんな壁にぶち当たろうとも、背中を押してくれる作品になりうる。

それが、自分の魂が帰る場所になる。

死ぬ間際、最後に思い出す場所。

最後に記憶が帰る場所。

それを追い求め続け、世に送り出す仕事、建築家が主人公の物語。

 

 

初めてタウトに触れて、その歴史を遡りながら読み進めた。

読みながら、青瀬と共にいろんな場所に旅をして、一緒に絡まった糸を解いていく。

 

終わりに近づくにつれ、こんなことあっていいのだろうか、と怒涛の展開。

全てが繋がった時、静かに謎の真相が明らかになる。

 

 

読み終わった後、静かに本を閉じて、ノースライトが降り注ぐ、あの場所を想像して、じんわりと温かい気持ちに浸る。

ああ、幸せだ。

 

 

この一冊に想像を超える、壮絶な人間ドラマを詰め込んで世に送り出した横山さんの最後に帰る場所は、やっぱりこの物語なんだろうか。

読了後のこの優しい気持ちは、きっとノースライトのせい。

 

 

誰かにも心からお勧めできる、長編ミステリー。

ぜひ!!!!!