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読了 2019.04.29

 

恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。

だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・、御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。

やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく・・・・・・。

いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長篇恋愛小説。

 

 

 

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映画にもなって、ずっと読みたかったやつ、やっと購入して読みましたキラキラキラキラ

絶対、先入観とかは持ちたくなくて映画はずっと我慢してました。

 

結論、正解だった〜〜〜。

これ文章で読むからこそ、深いところまで入り込める気がする。

 

 

一番気になったのが、登場人物が大方『カタカナ表記』されていること。

確かにそこに存在してるんだけど、不確かな人間。

主人公のリョウもそうだけど、アズマも、メグミもみんなカタカナ。

けど、リョウの中で何かが違う静香と咲良だけは漢字で書かれてる。

 

名前ってモノガタリの中では必要だけど、漢字だったり情報だったりで大体イメージがつくものだったりする。

それがカタカナ表記になるだけで、こんなにぼやっとした得体も知れない人間像になるとは・・・。

作者さんが意図してやったことなのかは、分からないけど、私にとってはモノガタリに入り込みやすくなるいい手段でした。

 

 

そして、このモノガタリはキレイだった。

 

このモノガタリを誰かに紹介するとして、一言で言うと、『少年が女に身体を売る話』と簡潔に終わってしまう。

それを聞けば、『このご時世よくある話・・・』で終わってしまう。

この一連の内容を知りたい人に関しては、この文章はオススメできないかも・・・。

 

これは、このたった一文の背景を優しく、繊細に、かつ美しく綴ったモノガタリだと思うのです。

 

 

この世の中には、男性・女性関わらず、また性に関してだけでもなく、様々な欲望が渦巻いています。

それを表立った形で表現できる人もいれば、自分の中に燻らせたままの人もいる。

相手がいなければ成り立たない行為もあれば、一人じゃないと成立しないこともある。

男女じゃないとダメなこともあれば、同性じゃないと噛み合わないこともある。

 

そんなこの世のたくさんの欲望を10代最後の夏、多感な時期に『普通』の感覚で、すくい取っていく。

『普通』だからこそ感じられるその感情に『普通』じゃない部分を感じ取ってしまう。

『普通』なら触れることのない他人のデリケートな部分に、愛を感じる。

 

 

このモノガタリは性を通して、そういった人の愛の形を自分なりに理解していくモノガタリでしたが、きっと皆さんの中にも何かを通して、人を愛することを自分の中に落とし込んでいく時期があるのではないかと思います。

例え、それが、どんな形だとしても。

例え、それが、どんなに日常を逸脱していたとしても。

 

 

ふ〜〜〜映画見てみようかなうーんDASH!

松坂桃李さんの演技が気になるし、他のキャストさんすら知らない状態だから楽しみぼけードキドキ

映画で見た方、いらっしゃいますか〜??

 

感想が知りたいですキラキラビックリマーク