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読了 2018.07.01

 

あなたは"その過去”を知っても友達でいられますか?

埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。

無口で影のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。

しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり–––。

少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。

 

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読んだ後しばらく、ぼーっとしてしまいました。

私には想像もつかない世界で、でもすごく切なくて難しかった。

 

一言でまとめると、過去から逃げる三人のお話し。

 

その主軸となるのがこの作中にある「黒蛇神事件」です。

殺人事件て、そんな簡単に身近に起きるものじゃないから、当事者の気持ちも想像がつかなくて。

でも今自分の周りにいる人が、大切な人がもし昔、連続殺人犯だったと分かったら・・・・・・。

それも想像すらできなかったです。

 

でも益田の気持ちもすごく良く分かるし、鈴木くんの切ない気持ちも良く分かる。

やっと見つけた自分を求めてくれる人がいる世界は、いつ壊されてもおかしくはない。

益田に至っては、情のない人間でもなく、でも強い人間にもなりきれず。

その正義が少しずつ歪んだ方向へ向かって最悪の事態を引き起こす。

 

 

人は法律で罰せられて、法律に守られています。

罪を犯した人をきちんと罰する仕組みです。

私は法律に詳しくないので分かりませんが・・・・・・。

ちゃんと更生してるのか、ちゃんと罪の意識はあるのか・・・・・・。

もし刑務所から出てきた人が隣に越してきたら、私は間違いなく疑うでしょう。

その人の過去を徹底的に調べて、一生関わり合うことなく生きたかもしれません。

 

でも実際、誰にだって罪はあって、後ろめたい気持ちはあると思う。

全くクリーンに生きてきた人なんか、この世にいるのかな。

出会った人を信じるときに、人は必ずその人の過去を信じます。

その人の後ろ立て、経歴、肩書きを信じます。

過去は一つも知らなくていい、という人はとても少ないでしょう。

 

 

人は人と出会い、誰かを信じて許して、生きていきます。

この世はそうじゃないと、繋がりなんか生まれません。

だから益田のように「受け入れられるか分からない、だけど生きて欲しい」そう誰かに思うことができたら、きっともっと生きやすくなる。

 

毛色が違うものを、嫌悪と憎悪ではじき返すのではなくて、今のありのままを信じ、許すことができたら・・・・・・。

でも被害者のご遺族の方たち、ご関係者の方はきっと許すことは一生できないだろうな。

この問題は永遠の課題のような気がします。

 

 

自分が正しいと思ったことが全員の正義にならなくても、救われる人は必ずいる。

益田の手紙が鈴木くんを生かしていることを願います。

 

 

なんか頭こんがらがりすぎて、よく分かんなくなっちゃった(笑)

でも薬丸さんのお話し、もう少し読んでみたくなりましたガーンドキドキ