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読了 2018.01.11

 

不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。

ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる―――。

建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に落ちた。

2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。

15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。

彼女は真犯人なのか?

渡部の心は揺れ動く。

まもなく事件は時効を迎えようとしていた・・・・・・。

 

 

***

 

そうなんですよ。

今旬の話題・不倫だったので思わず手に取ってしまったえーんあせる

私は結婚してないので不倫とはいかほどのものか分からないですが・・・・・・。

まあ泥沼なんだとは伝わってきました汗

誰とは言わないですが、会見とかでも十分ね(笑)

 

 

まあまあ、主人公の渡部さん。

やってくれました。

読んでいてすごく伝わってきた。

 

足を突っ込んではいけないところに突っ込んでしまう欲。

そうなんですよね。

やっちゃうと人間って自分の中での正しいラインがどんどん下がっていくんです。

 

文中にもあったけど、

こうして僕たちは、本来越えてはいけない境界線を跳び越えてしまった。

越える前はその境界上には大きな壁が立っているのだと思っていた。

だけど越えてしまうと、じつはそこには何もなく、壁は自分が作り出した幻覚だったと知るのだ。

(中略)

境界線の向こう側に、目眩がしそうなほど甘美な世界があると知っていて、これから永遠に踏み越えずにいられるだろうか。

境界線の上には壁などなく、ひょいと一跨ぎすればいいだけのことと知ってしまった今となっては、それは非現実的なほど不可能に思えた。

 

 

不倫に限らず、自分の中で勝手にルールと理想を作ってやるまでに高い高い壁を作る。

それをいざ、ひょんなことに超えられたら・・・・・・それまでのプロセスは案外軽いものに感じたりする。

「ああ~こんなことだったのか。」とね~笑い泣きあせる

 

スポーツでも勉強でもそうだった気がする。

「案外簡単じゃん!」みたいなね。

人は過大評価しがちです。

 

 

結局秋葉がある目的を成し遂げるために渡部さんに近付いた訳なんですが・・・・・・。

文中で「あたし、あなたのことを利用してた。」って告白。

私もまさか殺人事件があんな形で収束するなんて思ってもなかったから「ええええ」って感じでしたが。

「不倫を体験してみたかった」と。

 

 

秋葉と渡部さんとのやり取りの中で何度か見られる3月31日を過ぎれば色々とお話できる。

これは時効の日だったんですね~ショックあせる

ここでも、え!!という結末になってます。

そっち?!みたいなね。

それは本編をぜひ読んでほしいですが・・・・・・。

 

自分たちの不倫を隠すために一人の女性を犠牲にする。

ここです。

これが根っこビックリマーク

ミステリーとしてはとっても斬新な切り方でした。

 

 

 

まあすったもんだあって渡部さんと秋葉は別れることになるんですが・・・・・・。

秋葉は利用した、なんか言ってたけど渡部さんだったからなんだろうな、と私は信じたいです。

だってそうじゃないとあの涙の意味が無くなっちゃいますもんね!!!ぐすんあせる

 

それで一時は離婚も決意していた渡部さんも家に戻るわけなんですが・・・・・・。

誰も幸せになれないんですよね。

これ、教訓だと思いました。

 

 

どれだけ愛する気持ちがあっても誰かに後ろめたい気持ちでするような恋愛には幸せなんかありません。

(と、言いたいところだけどもそこまでして愛せる人にも会ってみたいもんだ。笑)

 

 

渡部氏の友人もいいこと言ってるんですよ。

それは、本編を読んでくださいえーんえーん恋の矢

 

 

ただ!!

不倫は死んでもいけないと思っている人、ちょっと嫌な思いをしたことがある人にはお勧めしません。

ネットでもめちゃくちゃなくらい叩かれてますからね笑い泣きあせるあせる

特にそうでもない方には読んでいただきたい一冊です音譜