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読了 2018.03.02

 

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。

容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。

被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂―――暗い目をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んでいく。

二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。

だが、証拠は何もない。

そして19年・・・・・・。

息詰まる精緻な構成と叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長編!

 

 

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長かったですね~~~笑い泣きドキドキ

切ない・・・・・・。

 

 

一人の男の殺人を通して見えない絆で繋がった小学生の男女。

その二人が大人になっていくにつれて次々と犯行を犯していく。

その事件には姿形は見えないものの必ず二人が関係している。

 

ドラマでは犯人がもろばれ状態になっているみたいですが・・・・・・笑い泣きあせるあせる

原作ではそんなことはなく、読み進めトリックを知っていく中で段々と浮かび上がってきます。

 

この一冊の中にこれほどか!というくらい雪穂の悪女ぶりが書かれています。

こんなに残酷になれるんだろうか、人って叫び叫び叫び

自分の幸せのために人を踏みつけていくような女。

それが雪穂でした。

 

そして亮司。

暗い目をした少年、とありますが彼は雪穂のことが好きだったのかな。

でないと、あんなことできない。

真っ直ぐすぎるがゆえに、最後の彼だったんでしょうぐすんハートブレイク

私的には亮司には生きて欲しかったです。

 

亮司の胸にハサミが刺さっているのを見たときの雪穂は何を思ったんだろう・・・・・・。

振り向かずに自分のお店に戻ったらしいけど・・・・・・。

お店で涙くらい流していて欲しいですね~あせる

 

 

定年退職した笹垣が小学生ならダクトを通れると気付いて、じわじわと真相に迫ってくるあたりから

ジェットコースター式にこの物語のおもしろさが加速してきますもぐもぐ音譜

追い詰められてく雪穂と亮司。

二人のつながりは切りたくても切れないところまできているもんな~。

 

 

罪の共有を描いた作品はほかの作家さんもたくさん出してますが

これほどまでも切ない物語を私は読んだことがありません。

届かない思い。

言葉にしたいけど、できない思い。

言葉にしたいけど、言葉にしない思い。

 

人間だれしも罪は大小持っているとは思うので、ぐっとくるものも多い気がする。

よかった、一言では簡単に語れません笑い泣き笑い泣きラブラブ

 

 

ぜひこの作品をドラマ・映画すら触れていない方には映像化作品を見ずに読んでほしいです。

全く別物の結末になっている、という理由もありますが・・・・・・あせる

そっちのほうが、原作では主人公の雪穂と亮司の心情描写がひとつもない。

ということは、周りから二人を見た描写しか書かれていないのですひらめき電球

 

ここがこの作品のおもしろいところで、想像するしかないんです。

だから雪穂と亮司の関係も最後まで分からないことだらけ。

男女を超えているのか、親友なのか、はたまた亮司の一方的な献身なのか。

 

読んだ人の数だけ、雪穂と亮司のキャラクターが生まれると思っています。

なので変なイメージをつけずに読んでもらえたらな~しょんぼり恋の矢

 

 

 

そして、続編?とは公言されていませんが、幻夜という作品にもこの後の雪穂が登場している・・・・・・

らしいので読むのが楽しみだ~~~えーん音譜音譜