2月22日は私にとって、とてもとても辛い日です。
10年前のNZ地震で、大切な大切な親友のHコを亡くしました。
地震があったことすら知らず(確定申告に行っていました)、K容ちゃん
からのメールで連絡がありました。
二人ともその時点では、深刻に捉えておらず、というのもHコは
いつもメールの返事が遅くまたは返信が無い時も多々あったから。
同級生からも続々とメールがきて、私達も段々と不安になりました。
数日後にNHKニュースで、行方不明者リストにHコの名前があがり
さらにHコ父や長兄さんのインタビューが報道されました。
私達は、看護師のHコは他の方の救助や手当に奔走してるはずと
信じてとにかく連絡を待ちました。
携帯が壊れただけやって、救助に手当に忙しいねんてと二人で
励ましあって、とにかく待ちました。
時差もあるし、肌身離さず携帯を持って待ってました。
ダメかも・・・と思ったのは、NZ警察から長兄さんに(直ではない)
歯医者でレントゲン写真を取り寄せて欲しいと連絡があった時でした。
彼女は健康で視力も1.5、虫歯もなく、既往症もない。
結局、歯を見せて笑ってる写真を提出するよう促されて、そんなんで
断定されました。
彼女が日本人で最後に死亡確認されたのです。
お兄さんが一緒に帰ってきたHコは、本当に小さく小さくなってました。
掌にすっぽり入る大きさのツボの中。お兄さんが振ってみ、というので
振ると「カラカラ」と小さな小さな音。
こんなこと書きたく言いたくないけど、歯が2本とどっかの骨の破片が
入ってるだけとのことでした。
歯も鑑定できなかったとはいえ、「この写真の笑顔の前歯に間違いはない」と目視で判断されて渡されたものです。
某テレビ番組で、棺で日本に帰ってきた女の子の話をしてました。
顔も判別できるし、綺麗だったようです。
Hコは最後まで発見されなかったため、なんだか適当に処理された
ようでK容ちゃんと二人怒りと悲しみで震えました。
どんなに付き合いが長くても、どんなに仲良しの友達でも家族以上の
付き合いをしてても、本当の家族じゃない現実をつきつけられて
辛いどころじゃなかったです。だって、私達二人には文句を言う権利
なんて微塵もないんですから・・・。
後で聞きましたが、ご家族もこれ以上HコだけのためにNZ警察や
外務省に迷惑をかけたくないと思われたそうです。
K容ちゃんとはいつもHコの話をしてます。今はコロナ禍で会えない
のでラインで語り合ってます。
同級生仲良しラインでも、いつも彼女の話です。
10年経ってもいつも皆のそばにいます、笑ってます。
コロナ禍の今、看護師の彼女は大活躍してたことでしょう。
志半ばで逝ってしまったけど、彼女はいつも前向きで悔いることのない
人でした。
私は長生きすると思うので、会うまでかなり待たせてしまうだろうけど
笑顔で迎えてくれると思います。
私達の心が落ち着いたら、涙を流さなくなったら、K容ちゃんとNZを
旅したいと思います。3人で面白おかしくNZを旅行したルートを
辿ってみようかな。
彼女の名前が刻まれた慰霊碑も。
