最初に始めたダンスが社交ダンスなので、ここでは社交ダンスに絞って書きたいと思います。

芸能人社交ダンス部
一番最初に興味を持ったのは学生時代にテレビで観た芸能人社交ダンス部です。
あの番組は競技会の面白さが実によく出ています。
忙しい合間に時間を作って練習、レッスンを重ねて備えて
普段は人前に出るのに慣れているはずの芸能人が本番を踊る直前に緊張していたり
踊り終えた後、壁に張り出された結果を見て泣いて喜んだりしている様子を見て
社交ダンスってそんなに面白いのか感動できるのか
そんなに感動できるものだったら自分もやってみたいと思いました。
幼少の頃から団体スポーツをしていたので
周囲と協力し合って物事に取り組むところや目標や結果が分かりやすいところにも惹かれました。

ヤングダンスサークル
社会人2年目の時、年齢層20代~40代から構成されるヤングダンスサークルで社交ダンスを始めました。
憧れだった社交ダンス、まず第一に感じたのは
それまでの人生で僕は女性と一緒に何か作り上げていく共同作業をしたことが無かったので、そこが新鮮で心地良く感じました。
社交ダンスそのものよりサークルの皆によくしてもらったのでそれが嬉しくて顔出している感じでした。
始めたばかりの時、それが楽しいと感じるかどうかは関わった人達で決まるような気がします。適正や上達は二の次でしたが十分に満足でした。
僕は海外移住のため半年ほどしか在籍できませんでしたが1度だけサークル間の競技会に出させてもらいました。
競技会前の3か月は、週一回のサークル活動以外にも合宿をしたり、
週末に集まって練習会をしたり、上級者が初心者に教えてくれたりと
ダンスが上達するだけではなく、サークル会員の人たちとの親睦も深まり充実したものでした。
残業、徹夜続きだった当時、彼らと知り合って応援し合ったり一緒に汗を流して利害関係が無い居場所を作れたことは自信となり、仕事の面でもプラスに作用しました。

木曜日夜がサークル活動でしたので当時の最大の関心事は「木曜日にいかにして定時退社してサークルに参加する時間を捻出するか」でした。
月火水は仕事を段取り良く進めておいて、木曜日当日は朝からサークルに参加できるのが嬉しくて仕方ない高揚感、翌金曜日はサークルに参加できた満足感から仕事も頑張るという好循環が作れていました。
週の真ん中にこういった楽しみを定期的に入れることで一週間のリズムが作ることができました。この一週間の過ごし方は僕の中で理想郷となっています。
そのサークルも無くなり過去のものとなりましたが短かったからこそ良かったと思うようにしています。

公式競技会
帰国して数年経て社交ダンスを再開しました。
2年間、特定のパートナーと一緒に公式競技会に出ていました。僕より年上でダンス経験もある女性でした。
最初の半年いくら練習しても全く上達せず(相方はよく辛抱していたと思います)辞めることばかり考えていましたが
ある日突然誰が見てもはっきり分かるくらい上達が進み、気が付いたら仕事以外の時間全てダンスに注ぎ込むくらい夢中になっていました。
一週間後、一カ月後、半年後の自分がどれだけ上手くなっているのか想像するだけでワクワクしました。
今のところ、年を取るのが楽しみで仕方無い、早く来月来年になって欲しいと思えたのは、後にも先にもこの時期だけです。
まだ若く、お互い真剣にやっていることですので喧嘩もしました。
団体スポーツと違って2人しかいないので喧嘩をすると逃げ場が無い、でも試合が決まっている以上は平常心でやらなくてはならない、それを乗り越えるたびに絆が強くなった2年間でした。

願わくば1曲だけでも当時の相方と再び踊れたらどんなにかと妄想します。

デビュー戦でもらったトロフィー


優勝するともっと大きいのですが5位でしたので小さいトロフィーです。

真っ赤だったリボンも色あせていますびっくり

忘れられない出来事
バイオリンを習っていた友達が、なかなか上達できなかった頃の僕と相方が出ていた競技会を見に来た時、客席で一人ボロボロ泣いていました。「一生懸命やっているのを見て泣けてきちゃった。私も頑張る。」と言っていました。
彼女は直後に子供の頃から憧れだったバレエを習い始めました。その2年後から彼女から送られてくる年賀状は毎年バレエの発表会の時の写真を刷ったものとなりました。

一言で表すと
仕事以外のところで何かに取り組んで成果として残せたのは社交ダンスしかない、
社交ダンス以上のものをやったことが無い、経験したことが無いから固執しているということになろうかと思います。
長文お読みいただいてありがとうございました。