介護職養成の現場に立っていると

本当にさまざまなご経験を持つ方との

出会いがあります。

今回のクラスは30代から70代まで。


それぞれの歩みが重なり合い

深みのある色を感じるクラスです。



そんな中、50代で異業種から

転向されてきた男性がいます。



「できた、できなかった」

「できないと受け入れてもらえない」



正解を探して

自分をジャッチするその姿は

どこか苦しそうに見えます。


まるで昔の私を見ているよう。

今でもたまに顔を出す「完璧主義の癖」。


だから、その張り詰めた気持ちを

痛いほど理解できてしまうのです。




その方の今の状態は「パワー介護」。


パワー介護というと、

力任せに介助することと思われがちですが、

実はメンタル面でも同じことが言えます。


「自分が完璧にやってあげなきゃ」

という気持ちは、体だけでなく、

言葉や態度に「圧」となって現れます。

利用者さんが入り込む隙がありません。




「大丈夫ですよ」

「もっと利用者さんの力を信じて、

 任せていいんですよ」

と声をかけてみるも…



今はまだ、

目の前の知識や技術を覚えることに必死で、

この言葉は届かないのですが、


いつか、

腑に落ちる日が来るといいな…と

思っています。



それぞれのペースで、

自分らしい介護の形を見つけられるよう

介護の仕事を続けて欲しいです。




「してあげる」を手放して、相手に「任せる」



私自身にも、この言葉を贈りますウインク