わたしの両親は90才、88才。
一軒家で二人だけで暮らしている。
正直、問題は山積みで、
すぐにでも手助けしたい。
だけど本人たちが
「本当に困った」
と納得しない限り、
先回りして動いても
うまく行かないと思っている。
親戚たちは
心配のあまり、
感情をぶつけてくる。
特に母の兄妹たちは、
自分たちの老後と、
母たちの老後を
重ね合わせて、
リアルに訴えかけてくる。
昔のわたしなら、
共感第一で、
「なんとかしなきゃ」
と焦りを募らせていただろう。
でも、今は、違う。
感情から一歩引いたところで
論理的に考えるようにしている。
わたしの軸は至ってシンプル。
「本人たちが、どう生きたいか」
周りから見れば、
危なっかしい綱渡り。
それでも、
何かが起こるまでは、
二人の暮らしを
続けてもらいたい。
そして、現実を
動かさなければならない時は、
兄を頼ろう。
訪問介護で
さまざまな形を見てきた
「わたしの介護観」
世間からは冷たくうつるだろうか。
「何かあってからでは遅いんだよ」
と親戚は言うけれど、
「何があっても、それで大丈夫」
とわたしは思っている。
