我が家の兄弟は一才半差。
生まれたばかりの
次男を抱き上げたとき、
その「重みの質」に
衝撃を受けたのを
覚えている。
長男は、
どこか形を捉えさせない
ふわりとした重さだったけど、
次男は、
迷いなくそこに存在するような
密度の濃い重さ。
「あ、この二人は全く違う道を歩く。」
何かを選択するとき、
次男は
誰に聞くでもなく
一人で決めて動く。
「自分を信じる強さ」
に満ちている。
対して、長男。
彼は必ず「どう思う?」
と誰かに相談する。
時には、
年下の次男にまで
意見を仰いでいる。
「お兄さんなんだから…」
そんな言葉は、
一度も使わなかった。
次男のように
自分一人で立てる強さも、
長男のように
誰かに頼って
自分を広げられる柔軟さも、
彼らが生まれ持った
「心のありかた」
抱き上げた瞬間に分かれた、二人の道。
それぞれの「ありかた」で。
それぞれの「強さ」で。
これからも…
もう成人だけどね

