「私 すごく優柔不断なの」
友人がぽつりとこぼした。
お得な条件
迫られる決断
その場では「はい」とうなづいたけど
あとから やっぱり「やめます」と。
彼女は
大海や大河そのもの
「水」の人
水には決まった形がない
注がれる器によって姿を変え
温度によって揺らぎ
どこまでも流れていく
一度固めた決意が
一秒後にはさらさらと
指を抜けていっても
それは彼女が
「今」という流れに正直な証拠
留まらず 変化し続ける
「優柔不断」という言葉で
自分を縛らなくていい
水は流れているからこそ
清らかでいられるのだから
そして それが彼女の美しさ
