「毎日、水をあげるのよ。
 大切に育ててあげてね。」



百日草の種を、私の手にのせ
人生の大先輩は微笑んだ。





かつて保険の営業で大成された
その方の言葉には重みがある。




「儲けようなんて、
 思ったことがないのよ。
 だけど、どんどんお金が
 入ってきたの。
 面白い仕事だったわ。


 お客さまを思い、
 たくさん学んだわよ。
 そして、お客に合わせた
 商品を紹介するの。


 その時、絶対、無理させたり
 損害を与えたりしないように。
 それだけは忘れないようにしてたわ。」








「毎日の水やり
 あなたにできるかしら?」






悪戯っぽく投げられた 
その言葉に
少しドキッとした







まずは、種を蒔いてみよう。





花が咲く頃には、
あの人のような「誠実さ」に
少しは近付けているだろうか…





今日、私は「誠実」という名の種を蒔く。







利用者さん宅の牡丹 
苗と百日草のタネ


【正財】 誠実 蓄積

【正官】 責任 正義