訪問介護の先輩の経験談。

少し重めの話です。






優しくされる資格がない? 




みぃさん、80代

独居 結婚歴なし



訪問中の会話は、

みぃさんからの

一方通行。



指示出しも細かく

笑みもないから

ヘルパーは奴隷のように

使われている

と思ってしまう。



担当ヘルパーは、

私の先輩。


他のヘルパーは

行きたがらない。



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ある日の朝、

みぃさんから

突然の呼び出しが…

(訪問日じゃないのに)



緊急かも知れない!と



先輩は駆けつけた。



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家に到着すると、


みぃさんは

排泄もままならず

倒れていた。



そして

みぃさんは、




「来ないで!!」




と叫んだ。



先輩は、耳を疑った。

助けて欲しいから

私を呼んだはずなのに…




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しばらくして

みぃさんが

激しく泣き始めた。



みぃさん:嗚咽まじりで



「私に触らないで!!

 私は人に触れてもらう資格がないの」

 資格がない?? 




ポツリポツリ

事情を語り始める

みぃさん。




聞けば

みぃさんは

ある感染症の保菌者だった。




何十年も、


誰にもバレないように

誰にも迷惑をかけないように


人との交流を最小限に

暮らして来たと言う。




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昔は

その感染症に対しての

偏見があったのだと思う。

時代が悪かった。




みぃさんは

相手を傷つけることで

相手を守っていた。




みぃさんの

言葉や行動にかくされた

『真の思い』が見えた。




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心がとけた

みぃさんは、

優しく暖かいお人柄を

見せてくれるようになった。




お料理が

唯一楽しみだった

みぃさん


その腕は

素晴らしく


ヘルパーと一緒に

料理をしながら、

沢山のことを

穏やかに

教えて下さったそうです。





触れられる資格がない人なんて、

この世にいないですよね。




本当にあった出来事を元にした

フィクションです。



最後までお読み下さり

ありがとうございましたお願い