60代後半 男性
高次脳機能障害 片マヒ
病気の発症は30代後半

奥さまとの離婚をきっかけに
一年前から一人暮らしとなった。



この利用者さん
学歴も高く 大手企業に就職。
そして業績を買われ、
誰もが憧れる企業からの
ヘッドハンティングで転職した。
華々しい経歴をお持ちだ。

この方が病気をされなかったら
出会うこともなかったであろう
住む世界が違うひと。



転職先でも華々しい活躍。

「仕事は、やり甲斐があって
楽しかったんだよね。
海外出張でも、沢山いい思いをしたよ。」




「オレね、こう見えていい人なのよ。
だから、こうなっちゃったの。
部下の分まで働いちゃった。」




「こうなってみて

つくづくおもうんだよね。

人生 とんとん だなって。」





これが利用者さんの
折り合いのつけ方なんだ。


長い時間をかけて見つけた
こころの支え。




そんな話をして直ぐのこと、入院された。

しばらく訪問していない。

いまは老健でリハビリをされている。

 ​



人生
何がハードで、何が楽か、
何が幸せで、何が不幸せか、
そんなことは、
本人が決めることであって
他人には分からない。



利用者さんは
自分の人生に折り合いをつけて
この先も生きていく。



わたしたちは
退院されたら、また話を聞くだけ。
そして、必要な援助をしていくだけ。



本当にあった話を元にしたフィクションです。