102才 子へかけた最後の言葉
みよさん 102才 要介護5
70代後半の息子さんと同居
息子さんは雅楽で有名な方
テレビやら舞台やらと活躍されていて
家を空けることも多かった
みよさんは
自分がシッカリしてなきゃ
息子に迷惑をかけるから
出来ることは継続しよう!
と努力されていました
トイレも自立だし
食べ物にしても、息子が考えてくれたものだから
と言って文句一つ言わず召し上がり
(生野菜とお酢ジュースを欠かさない)
でも、ビーフシチューはキツかったかな
洗濯物たたみにしても
とってもキチンとしている
と、しっかり者のみよさんですが
とても可愛らしい面もお持ちでした
みよさんは大のお話し好き![]()
ヘルパーが来るのを、待ってましたー!
とばかりに「みよの昔話」を延々と語るのです
何せ102年分だから長いんですよね![]()
そんなことだからヘルパーは帰るタイミングが難しい笑
ヘルパーは話を止めることなく
みよさん、ごめん![]()
面白い話しだけど同じ話しだったから
あんまり聞いてなかった💦
毎日訪問してアレやこれやと身の回りの事をして差し上げる
そんな、みよさんにも最期の時が近づきました
亡くなるひと月程前から
身体が思うように動かない
あんまり食べたくない
と仰るようになりました
でも、排泄面で介助が必要になったのは
最後の10日間のみでした
あっぱれです
最期の1週間は
水を含ませたスポンジで口を湿らせる程度
しっかりと枯れて旅立たれました
息子さんから伺ったのですが
亡くなる前夜10時ころ
息子さん二人、娘さん一人が
(そのほかのお子さんは他界されている)
みよさんを囲み、久々の家族団欒![]()
苦しそうな表情は一変
みよさんは、とても満足そうなお顔をされたそうです
お前たち、明日も忙しいだろ
わたしは大丈夫だから
早く帰りな
ほら、早く
と最期まで、息子さまと娘さまのことを
気遣っておられたそう
そのあと、深夜2時ころ同居の息子さまが
みよさんの様子を見に行くと
旅立たれる最中だったそうです
朝、訪問看護経由、訪問医により死去の
確認がされました
幾つになっても子を思いやる
たとえ臨終間際でも
みよさんとは6年程度と
短い間のお付き合いでしたが
その話を聞き、私の方が感無量で
涙
してしまいました
いつも私たちのことも思いやって下さってましたし![]()
みよさん曰く
私は相当、怖い母親だったし
キツイ性格だったよ
生意気だから長生きしたんだよ
と言ってましたが…そんな事ないね
優しかったですよ
みよさーん
「みよの昔話、もっとちゃんと聞いておけば良かったよー、102年分
」
見事な生き様を拝見し学ばせたいただきました
感謝申し上げます
この話は本当にあった出来事を元にした
フィクションです