黄龍 | グルコサミン博士のブログ

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九寨溝を堪能した翌日は、もうひとつの世界遺産「黄龍」へ足を運びました。


九寨溝から黄龍へは、かつては雪山を越えなければならず、丸一日がかりの大冒険だったそうですが、今はトンネルが整備され、車でたったの2時間ほど。中国のインフラ整備のすごさを改めて実感します。

この日も、ちょうど中国の全国統一大学入試日。そのため、観光地は比較的空いており、ラッキーな日でした。でも、入場ゲート前の屋根付き通路の長さを見てびっくり。通常は何千人という人々が訪れる超人気スポットなのだと実感しました。

 

黄龍は、標高3,500メートルの高地にある観光地。目指すは、山頂に広がる「五彩池」。まずはロープウェイに乗り、その後、10人乗りの小さなEVバスでさらに上へ。最後の1キロ弱は徒歩です。

高山ということもあり、酸素缶(酸素ポンペ)を持参している人もちらほら。私たちも少し息が上がる場面はありましたが、幸い高山病の症状はほとんどなく、無事に登頂できました。

途中にお寺があって、おそらく黄龍古寺と呼ばれるチベット仏教寺院の一つだと思われます。標高約3,400メートルという過酷な場所にありながら、今も祈りを捧げる場所として残されています。

山頂に広がる五彩池は、九寨溝の湖とはまた違った表情。カルシウムなどの鉱物を多く含む水が白い石灰棚の上に溜まり、まるで白く縁取られた大きなお皿にブルーの水が注がれているかのような幻想的な景色でした。

言葉では言い表せないその美しさに、観光客たちは皆、夢中でカメラを構えていました。私自身もここまで登ってきて本当に良かったと心から感じる瞬間でした。

 
下山には、登ってきた道を戻るという楽な選択もありましたが、私たちは自力での下山ルートを選びました。およそ4キロ、滝や小さな湖を鑑賞しながら、2時間かけて下山。

途中の風景は本当に素晴らしく、青く澄んだ水と緑の木々、清らかな滝の流れが織りなす景観はまさに大自然の芸術。

下山の途中、山道を大きなリュックに食物やドリンクをぎっしり詰めて歩いて登っている人を見かけました。
話を聞くと、子供の大学進学費用を稼ぐために、こうして物を背負って山にある物販店へ補充のためとのこと。

胸がぎゅっと締めつけられる思いがしました。
私は心の中でつぶやきました。私がこの人たちの子どもだったら、大学に行かず、すぐ働きたいと。

 

黄龍の山中には、小さな売店のような場所で地元のお菓子や飲み物、アイスクリームが売られていますが、レストランは一軒もありません。この日も午後3時まで観光し、やっと遅めのランチにありつけました。

 
観光を終えたあと、再び車で九寨溝・黄龍駅へ戻り、そこから高鉄(新幹線)で成都へ帰還。
 

道も、歩道も、観光施設も、すべてがしっかり整備されていて、昔の中国とはまるで別世界。
また、ここ黄龍でも外国人観光客はほとんどおらず、訪れているのはほぼ中国人ばかり。

それだけ、中国が豊かになり、自国の人々が自国の絶景を楽しむ時代になったのだと感じました。