医療経済研究所・社会保険福祉協会主催による「第33回健康食品フォーラム」が2月10日、機能性表示制度をテーマに開催されました。消費者庁のガイドラインがまだ公表されていないのにもかかわらず満場御礼の様子で、業界全体関心度の高さがうかがえました。
東京北医療センター総合診療科医長である南郷栄秀先生は、機能性表示に必要なシステマテックレビュー(SR)について講演しました。SRは大変な作業で、1報作成するのに2~3年かかるケースもあることを説明しました。手順として、過去の研究を網羅的に収集するSRを行ったうえで、その結果を統合するメタアナリシスを実施すれば、信頼度は高くなると話されました。
注意点として、メタアナリシスに組み入れる論文によって結果が変わることなどを挙げました。また、SR研究は研究の質が大事と指摘しました。
TTC代表取締役社長山本哲郎氏は、食品のヒト試験のあり方について講演。トクホに準拠した臨床試験の実施は大変難しいと指摘しました。
ガイドライン全文の公表は遅れていますが、事業者の実行可能性を考慮した内容になるもようのようです。また、「作る以上はきちんと使っていただける制度にしないといけない」などと発言もしているそうで、期待あひたいところです。