医学雑誌Lancet に投稿された研究結果によると、運動不足は喫煙と同じくらいの割合で死亡の原因になることが明らかになりました。
13~15歳では10人に8人が、成人では3分の1が運動不足、そして男性よりも女性のほうが運動不足の割合が高いようです。
運動不足は、心臓病、糖尿病、乳癌、大腸癌などの原因となります。十分な運動をしない成人のうち4分の1が運動量を増やせば、世界で年間1300万人の死亡を防ぐことができると推測されています。
1週間に5回、30分間早足で歩くだけでかなりの効果が現れるそうです。
ブラジルのある研究者が世界122ヶ国、世界人口の89%をカバーしてまとめた調査結果によると、世界で運動不足の国は地中海の島国、マルタ、スワジランド、モザンビークが上位3カ国。そして成人60%以上が運動不足だという国には、セルビア、マレーシア、英国、クウェート、サウジアラビア、日本、アルゼンチン、ドミニカ共和国が挙げられました。
それに対し最も活動的なのは東南アジア諸国で、60歳以上の人達は、北米南米、欧州、東地中海地方、西太平洋地区の青少年人口に比べてはるかに多く運動をしていることが明らかになりました。これは家事や通勤など労働そのものが運動に結びついているものと思われます。
国によっては、国民の運動を推奨しているところもあります。たとえばコロンビアでは毎週日曜日に自動車の通行を禁止する地区を設け、サイクリストやジョギングをする人たちのために解放しています。WHO(世界健康機関)のメンバー国では、75%以上が、国民の運動不足問題について取り組もうとしていますが、残念ながら実際に国が援助して実施されているのは42%に過ぎません。
1日30分の早歩きなら通勤中にも実行できるでしょう。さっそく今日から始めてみたいと思います。