北海道版の「特保」はご存知ですか。
「特保」と云えば、「特定保健用食品」(「トクホ」)のことである。
この食品は、一定の生理的機能を有するもので、ヒト試験を経てその科学的根拠を満たした食品として、有効性と安全性が審査され、消費者庁が許可した食品のことである。
しかし、一般的には、このような商品の承認を得るには、ハードルの高い審査手続きが必要なために、中小企業で取得するのは難しい。
そこで、北海道では、「特保」に準じる制度を、2013年6月からスタートさせる。
制度の名前は、北海道フード・コンプレックス国際戦略特区(「フード特区」)。
その内容:
① 制度の対象:学術論文で効果が証明された素材を使って、北海道内で製造された食品。
② 商品の認定:第三者委員会の審査を得て、道知事が認証する。
③ 認証マークと表示:認証が得られたら、認証マークが使えると同時に、「健康でいられる体づくりに関する、科学的な研究が行われています」 と表示ができる。
④ 論文内容のネットサイトの構築:科学的な論文をサイトで公開し、その商品をサイトを通してアピール出来ると共に、消費者にも信頼できる情報を提供する。
但し、本来の特保のようにパッケージに効果を書く事はできない。
この制度の特徴は、食品の機能性表示の新たな方式を導入という点である。本来の特保のようにパッケージに効能を書くことはできないが、消費者がインターネットで科学的研究の成果を確認できるようにする。当面は特区政策に沿った内容かも知れないので、宣伝広告に迷わされないよう、消費者に正確な食品素材知識を伝えるよい手段かもしれない。そして次世代の食品機能表示制度の構築になにか役に立つことに期待したい。