グルコサミン研究会学術大会の発表③ | グルコサミン博士のブログ

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グルコサミン研究会第6回学術大会で久留米大学池田久雄先生の講演「テーマ:グルコサミンの抗動脈硬化作用に関する臨床的研究」がありましたので、紹介します。

グルコサミンの基礎研究では以下の報告をされています。

1) 好中球の遊走・貪食および活性酸素生成・放出を抑制し、抗炎症作用を有すること。

2) ADP刺激による血小板凝集を抑制し、抗血栓形成作用を有すること。

3) アポE欠損マウスにおける単球遊走因子の発現を抑制し、動脈硬化病変の形成を遅延させること。

今回は健常人にグルコサミン(1500/日)を投与し、投与前、投与4週間後、投与中止4週間後血管内皮機能に及ぼす効果を検討しました。対照群はグルコサミン非投与例としました。その結果

1) FMD(血流依存性血管拡張反応)値はグルコサミン投与後有意に増加し、投与中止後有意に減少しました。

2) 酸化LDLはグルコサミン投与後減少傾向を示し、投与中止後有意に増加しました。

3) 抗酸化力/フリーラジカルレベル比は有意差がないものの、グルコサミン投与後増加し、投与中止後減少した傾向が示されました。

以上より、グルコサミン摂取により、健常人の血流依存性血管拡張反応、つまり血管内皮依存性血管拡張反応は改善し、摂取をやめるとその効果はなくなりました。このことにより、グルコサミンには血管内皮機能の保護効果が認められ、その機序の一つにグルコサミンの抗酸化作用の関与が示唆されました。