関節マーカーと病態評価 | グルコサミン博士のブログ

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グルコサミン研究会第3回研修会での、順天堂大学長岡功先生による講演を紹介します。


変形性関節症の評価はJOA、VAS、WOMACなどのスコアを用いて行われています。これらのスコアは、疼痛や症状を評価するのに優れていますが、患者の主観に左右される可能性があります。そのために、変形性関節症の病態を客観的に評価するために様々な軟骨代謝産物がマーカーとして注目されていますが、それも軟骨以外に滑膜、肝臓、腱などの組織からも分泌されますので、かならずしも軟骨代謝を反映しているとは言えません。


一方、Ⅱ型コラーゲンは軟骨に多く存在し、MMP(マトリックスメトロプロテアーゼ)-13などのコラーゲン分解酵素によって分解されるとⅡ型コラーゲンC末端テロペプチド(以下CTX-Ⅱ)を生じます。


CTX-Ⅱは軟骨に含まれる物質ですが、これが尿中に出てきている量を調べることで、軟骨がどれだけ分解されているかを知ることができます。


健常人でも新陳代謝をしていますので、CTX-Ⅱはゼロではなくある程度の値は出ますが、この値が大きいと変形性関節症が発生しやすいことや、重症度や痛みの度合いが大きいことが報告されています。


①コントロール群(健常人)、②変形性関節症群、③変形性関節症+グルコサミン投与群のそれぞれの尿中CTX-Ⅱを測ったところ、変形性関節症が原因で上がったCTX-Ⅱが、グルコサミンの投与によって上昇を抑えることが明らかになりました。


グルコサミンが、軟骨に栄養成分として補うとともに、好中球の過剰な活性を抑えることによる抗炎症作用は確認されていましたが、今回新たに、CXT-Ⅱの分泌を抑えることで骨代謝にも有効である可能性が示されたわけです。


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