昨日と今日、初めて福島の猪苗代・磐梯に行ってきました。
あまり期待していませんでしたが、猪苗代湖の湖水の透明度と磐梯山をはじめとする周囲の風景、野口記念館で知った英世の偉大さ、諸橋美術館で触れたダリの作品の強烈な印象と彼自身への再認識、さらに温泉とグルメ、そして何よりも高原のさわやかな気候・・・意外に収穫の多い旅となりました。
磐梯山麓の現・猪苗代町は野口英世の誕生地として知られていましたので、観光気分で「野口英世記念館」を訪れました。
記念館館内に生家がそのまま移築されていまいした。
上京をするにあたり、英世が自分の生家の柱に刻んだ「志を得ざれば 再び此地を踏まず」という言葉からは青年野口英世の医者を目指す決意と熱意が伺えました。そしてほんとうに世界を駆け回る偉大なお医者さんとなったのです。
「巳を持す」、すなわち自分をしっかり持つこと。この強い精神と思いを持ちながらアメリカのみならず、世界中で活躍しながらも、最後には黄熱病研究のために訪れていたアフリカの地でその黄熱病に自らがの冒されそこで51才の生涯をとじることになりました。そして死ぬ間際に野口英世が世に残した最後の言葉が、「私にはわからない」だったとは・・・学問とは命がけの営みであるのだなぁと考えさせられました。
ニューヨークにある野口英世のお墓には「人類のために生き 人類のために死せり」という言葉が刻まれているそうです。人の生涯は宇宙や地球の生命から比べれば瞬間にすぎない。その生涯をなんのために生き、なんのために使うべきなのか。
そんなことを考えながら「野口英世記念館」を後にしました。