
カウンセラーやスピリチュアルで起業する方とお話する中で思うことがあります。
それは、まず自分の心を癒してほしいということです。
人は心が弱ったとき、カウンセラーやスピリチュアルの世界に救いを求めることがあります。
私自身も、これまでの人生で悩んだとき、辛い時期に、スピリチュアルに助けられた経験があります。
なので、「今度は私が誰かの力になりたい」と思う気持ちには、深く共感できます。
この道を目指すきっかけが「カウンセリングで自分が救われたから」「スピリチュアルで自分が救われたから」
それはとても自然だし、尊い想いだと思います。
ただね、まだ自分自身の心が十分に癒えていないまま、人を救う仕事を始めてしまう方が少なくないということです。
自分自身の心が回復していないまま始めてしまうとどうなるのか
自分自身の心が回復していない状態で人を救う仕事をするとどうなるのでしょうか。
まず、他人の悩みを自分のことのように背負ってしまう危険性があります。
また、ネガティブな言葉や重い相談に引きずられてしまうこともあります。
せっかく人を救おうとしたあなた自身が、また闇の中に陥ってしまうこともあるのです。
また、「救うこと」が「依存」になってしまうリスクもあります。どういうことかというと、人を救うことでしか、自分の存在意義を見出せなくなるのです。
それも、国家資格のような技術習得や資格が必須な仕事ではないだけに、「思い」だけで始めてしまいやすいことにあると思っています。
だからこそ、未熟な状態で人を救おうとするケースが出てしまうのかなと。
自己啓発に夢中なうちは、まだ癒しの途中かもしれない
中には、誰かの力になりたい。もっと学びたい。もっと深く自分を知りたい。
そう思って、自己啓発の世界にのめり込むことがあります。
でも、自己啓発に「ハマっている」うちは、まだ心のどこかに不安や執着が残っているのだと思います。
学びに依存していたり、「もっと何かを得なければ」と常に答えを探していたり。そんな状態では、本当の意味で誰かに安定感を与えることは難しいのです。
自分の内側にしっかりとした土台ができてこそ、はじめて人の悩みにも穏やかに寄り添えるようになります。
つまり、誰かを支えるには、自分自身が強くいることが必要なのです。
その仕事を選んだこと自体が素晴らしいこと
誤解してほしくないのは、その道を選んだことそのものは、素晴らしい勇気と愛から生まれたものだということはわかっています。
人の痛みに寄り添いたいと思えるあなたの優しさは、決して間違っていません。
ただ、焦らなくても大丈夫なんです。
今はまだ「準備期間」だと思って、まずは自分の心をしっかり癒すことに意識を向けてみてください。
あなた自身が安心の中にいられるようになったとき、そのエネルギーは自然とまわりに伝わっていきます。
本当に人を救える人は、自分自身が安定している人
悩みを抱える人は、とても敏感です。
目の前にいる人が「本当に安心できる人かどうか」を、言葉よりも雰囲気で感じ取っています。
だからこそ、自分の心が整っていることが、何よりも信頼につながるし、安定しないうちは事業もうまくいかないのです。
あなたが本当の意味で「大丈夫」になり、人と関われるようになったとき、その穏やかさが、相手の心をも癒していくはずです。
最後に
誰かを救いたいと思えるあなたは、すでに素晴らしい存在です。
だからこそ、自分を大切にすることを、どうか後回しにしないでほしいのです。
焦らず、比べず、自分のペースで。まずはあなた自身が満たされていくことで、いつか自然に「救える人」になっていくはずです。