<前回までのあらすじ>


我が大将から色々な武器を与えられて


戦場に追い返された彩綺ですが


せっかくの武器の使い方もろくにわからず


オタオタするばかり…


そんな時 ふと目に入ったものがありました…







それは








大砲。






幸い傍には誰もいません







これさえあればヘ(゚∀゚*)ノ!!








ささっと大砲の影に隠れ


背中にくくりつけた火縄銃や弓矢、刀などを地面に置いて


身軽な格好になり 


こっそり砲弾を装てんしました


足軽ごときが勝手に大砲を使用するなど

もちろん許されていません






「な、何をなされます彩綺殿!!!」






私の所業に気づいた仲間が叫びました





すまぬ…








ワシを許せ!!!









行っけぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええ



大砲を発射させ


耳を塞ぎ


全速力で逃げ出しました





物凄い地響きがあたりを襲い


足元がふらつきましたが


かまわず 逃げて逃げて逃げ続けました


おそらく敵ばかりでなく味方たちも含め


蜘蛛の子を散らすような騒ぎとなっていることでしょう





お許しくだされお館様


すまぬ我が同胞達よ


これしか方法がなかったのだぁぁぁぁぁぁぁ





そうです


彩綺は敵に勝ちたいからではなく


自分が楽になりたい一心で


こんな暴挙に出たのでした


武士道は死ぬことだ などとはいっても


命はひとつしかないのだから


一度死んだらもうそれっきりです





ワシは命だけは惜しかったのだぁ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。





どれくらい逃げ続けたでしょうか


目の前に突然広々とした原っぱが開け


ぜいぜい息を切らしながら


ごろりと寝転びました





合戦の雄叫びも悲鳴も爆音も馬のいななきも


何ひとつ聞こえてきません


風の音しかしない 平和そのものの場所…


とりあえず心ゆくまで休んで


今後の事はそれから考えよう そうしよう





これが 手柄をたてるよりはわが身の安全を取った


ヘタレ足軽・彩綺の顛末です





<おわり>





* * * * * * * * * * あ と が き * * * * * * * * * * *



とまぁ、かなり大ゲサに元職場の模様を綴ってきましたが


要約すると、新人にとって過酷な職場だったので


到底ついてゆけず辞めちゃった そういうことなんです


しかし 元上司はこの職場を「戦場」に例えたことがあったので


戦国時代の戦になぞらえるのもありかなと思い…


書いてみました




見たことも聞いたこともないシステムを


神業のような速さで2つも3つも操りながら


(しかも使い方も大して教わってなく、教わる時間もなく)


敵(客)とやりあわねばならず


その上周りは皆自分の事でせいいっぱいで


どうにもこうにもならない状況でした




同期の仲間達は私と同じ思いを抱えながらも


今も果敢に戦っています


大砲をぶっぱなして逃げたのは私だけ…(^o^;)




この次は堂々と武勇伝を語りたいものです☆


最後までお読み下さり ありがとうございましたm(_ _)m