読書感想になります
小説ですが、実話をもとにしたフィクションといった内容。
作者は、特殊清掃や警察官に取材してます。清掃現場にも立ち会って記録した内容を小説で再現。
かなり、テーマとして投げかけてるものが重いですし、説教くさい物語は苦手な人には向かないかも。逆に私は冒険物語とか文字だと苦手なんで、こちらはエッセイなどに近い小説なため私には読みやすかったです。
特殊清掃とゴミ屋敷はほぼセットですね。
高齢者が、溜め込んだものを捨てられずゴミ屋敷になるのは、アルアルですが、この本はそれだけでなく、中年の男女でも起こったゴミ屋敷や、なぜそんな状態になるまで孤立したのか?そんな部分にも焦点を当ててます。
それこそ、勤め先では、真面目に勤務する一方で、孤立感は気付かれず、仮面をかぶったまま、帰宅した家はゴミ屋敷というケースも。
依存先は分散させるべきであること関しては、この本以外でもありましたが、事例としては依存先を突然に失い、誰にも相談できず自分自身の困り事解決を全てワンオペにしようとした挙句、どうにもならなくなるという事態が多いように感じました。
作者は、今後は何かしら、孤独死対策はAIなどに頼ることになるのかも?と。ただし、それをあまりプラスには捉えてない様子。
依存先はAIではなく、人間同士の方が良いのではないか?見守り機能を機械やAIに任せるのは如何なものか?と、人間同士の繋がりに危機感を覚えるといった締め方でした。

