







Porsche Starts 3D Printing Pistons For The 911 GT2 RS, Adding 30 HP
https://www.carscoops.com/2020/07/porsche-starts-3d-printing-pistons-for-the-911-gt2-rs-adding-30-hp/
ポルシェは「911 GT2 RS」用のピストンを3Dプリントで開始し、従来のピストンよりも軽量化されただけでなく、より多くのパワーを追加できるという。
ポルシェは、MahleとTrumpfとの提携により、高純度の金属粉末とレーザー金属融着プロセスを用いてパーツを作成している。このプロセスでは、レーザービームで加熱し、パーツの輪郭に対応する粉末表面を溶融させます。その結果、コンピュータから設計データを送信した後、ほぼすべての幾何学的形状を3Dプリントすることが可能となる。
3Dプリント技術のおかげで、GT2 RS用の新しいピストンは、鍛造の量産ピストンよりも10パーセント軽量化されています。さらに、新しいピストンは、ピストンクラウンに統合された密閉型の冷却ダクトを備えています。ポルシェの先行ドライブ開発部のフランク・イッキンガー氏の説明によると、ポルシェはエンジン回転数の向上、燃焼の最適化、ピストンへの温度負荷の低減を実現しました。その結果、ツインターボの3.8リッターフラットシックスエンジンから30馬力が追加され、690馬力から720馬力へと押し上げられた。

ポルシェが3Dプリントの世界に進出したのは今回が初めてではない。ポルシェは5月から、911と718ケイマン/ボクスターモデルに搭載されているバケットシートのクッションと背もたれの表面を3Dプリントしている。さらに、象徴的なポルシェ959のクラッチのリリースレバーなど、ポルシェのクラシックモデルを再現した約20の部品を3Dプリントしている。
ポルシェは、3Dプリントされたピストンを搭載した車両の販売をいつ頃から開始するかは明言していない。
3Dプリントでしか作れない形状、切削では不可能な形状を考えると中空構造で、スカートにへばり付いているパイプもダクトに見える。
ピストンは、結構なスピードで上下するので、空冷効果を見込めるかも知れない。
実際に開発したのは、ピストンメーカーで有名なマーレのようです。
動画は、マーレの公式チャンネルより↓
3Dプリントだと、鍛造用の金型やプレスする設備が必要無いので、少量生産でも採算が合いそう。設計変更の自由度が上がる。在庫や再販はオンデマンドで可能になる。たとえば、各国の本部に3Dプリンタを設置し、本国からデータを送れば部品を現場で作れる(笑)後加工も必要だが、ドイツから送る手間は無くなる。
可能性を感じます。
マーレ
マーレ (Mahle GmbH) は、ドイツの自動車部品メーカー。1920年設立。本社はドイツ・シュトゥットガルト。
自動車エンジン用のピストンに強みを持ち、ピストンメーカーとしては世界シェアNo.1を占めるグローバルサプライヤーである。リケンやボッシュと提携を進めるなど高水準の技術力を保有する。そのほかシリンダ部材、バルブトレインシステム、空気管理システム、液体管理システムのサプライヤーとして多くの有名自動車製造企業に知られている。
MAHLE 3D-printed pistons for the PORSCHE 911 GT2 RS
https://www.youtube.com/watch?v=ztWsivHGL54
似たような技術で、粉末冶金は、特性を変えられるようで、伸びしろのありそうな技術↓
粉末冶金
粉末冶金(ふんまつやきん、英: powder metallurgy)とは、金属粉末を成型して焼結し、金属製品を造る製法。陶磁器の製法に近い。鋳造では融点・比重の組合せで均一な組織が作りにくい合金の製造や、鋳造よりも後加工の少ない素材の製造などに利点がある。
作り出された部品や材質の総称については焼結合金または粉末合金という呼び方をする。
粉末冶金による刃物
https://patents.google.com/patent/JPH1199287A/ja
Abstract
(57)【要約】
【課題】粉末冶金による既知の刃物よりも切刃角が小さ
くとも刃こぼれし難く、そのため、切れ味の寿命が持続
する包丁その他の刃物や、カミソリ刃のような鋭い刃物
を粉末冶金により生産する手段を提供する。
【解決手段】ジルコニアセラミック又はチタン合金の粉
末冶金加工による板状焼結体を素材とし、刃先部の裏面
は刃腹部の裏面に続く屈折焼結面を有し、刃先部の表面
は刃腹部の表面に続きかつ前記屈折焼結面と交わる研削
面を有し、かくして前記した屈折焼結面と研削面とによ
り両面刃の切刃を形成した刃物。
【効果】粉末冶金による包丁その他既知の両面刃の刃物
において、切刃角を20゜以下にすると刃こぼれが頻発
して実用性が失われたのであるが、本発明によれば切刃
を格段に鋭くできるので、粉末冶金によるカミソリ刃の
提供も可能となった。