「美味しんぼ」福島の真実23話(一部セリフ書き出し)
2014-05-13 みんな楽しくHappy♡がいい♪
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3713.html
ビッグコミックスピリッツの「美味しんぼ」に関して、
報道だけを見ているとひどく偏っていると感じます。
「『今の福島に住んではいけない』と書くとは何事だ!」という感じで、一部分だけを取り出して騒いでいます。
ちゃんと読んだ人ってあんまり居ないんじゃないかな?って思います。
報道される部分だけ斜め見して「ひどい」って怒っている人いませんか~?
ラッキーなことに、私は近所のコンビニで、最後の1冊をゲットできました。
どうしてそういう発言になっているのか、報道で取り上げられる言葉の前後をちゃんと読んでみましょう。

井戸川:
私が思うに、福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、
被ばくしたからですよ。
松井:
大阪で受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象にお母さんたちが調査したところ、
放射線だけの影響と断定できませんが、眼や呼吸器系の症状が出ています。
鼻血、眼、のどや皮膚などに不快な症状を訴える人がおよそ800人あったのです。
山岡士郎:鼻血は放射線で炎症が起きたからですか。
松井:
鼻の粘膜や毛細血管の70~80%は水でできています。
水の分子(H2O)は放射線で切断されて水酸基(-OH)という様な、毒性の強いラジカルと呼ばれるものになる。
しかも、ラジカルがくっついて分子に戻った時、
今度はオキシフルとして消毒液に使われるくらい毒性の強い過酸化水素分子(H2O2)になることがある。
このように、放射線は直接粘膜や毛細血管の細胞・DNAを傷つけますが、
同時に水の分子が切断されて細胞の中にできる、ラジカルによる間接作用が大きいのです。
まだ医学会に異論はありますが、
鼻血や強い疲労感などにその影響は十分考えられます。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/ricentr/ht/ri/question.html
山岡士郎:そうか、それで鼻の粘膜の細胞が破れて鼻血が出るんだ。
海原雄山:
放射線の被害というと癌の事ばかり取り沙汰されるが、
放射線は人間の体の全ての部分に影響を与えるのだ。
井戸川:だから、私は前町長として双葉町の町民に福島県内には住むなと言っているんです。
岡星良三:福島にいると危ないと。
井戸川:
今までの対応から東電と国のいう事を信じてはいけないと思うからです。
今度の事故まで東電は原発は絶対安全だと私たちに信じ込ませていた。
事故の起こった3月11日の15時36分には、原発は電源喪失して冷却も出来ないことが分かった。
そうなれば次はどうなるか誰にでもわかる。
しかし国が避難指示(第一原発10kmの避難指示)を出したのは12日の朝5時44分です。
山岡ゆう子:それはいかにも遅すぎるわ。
井戸川:
避難指示は出たけれど、避難場所は用意されていない。
避難道路もつくられていないから道が混雑して逃げられない。
そのうちに、12日の午後3時36分ごろ1号機が爆発した。
しかし、それ以前の2時半ごろ、東電は圧力容器内の蒸気を抜くためのベント作業を行い、
その際に大量の放射性物質を放出した。
それで爆発以前に双葉町では毎時1590マイクロシーベルトを計測しているんです。
飛沢周一:1号機の爆発以前にそれほどの放射性物質が放出されていたんだ!
井戸川:そうとは知らず、避難最中の我々はその放射線を浴び続けたんです。
富井富雄:それは、ひどい・・・
中川徳夫:むごすぎる・・・
井戸川:
私は政府の事故対策会議にも、福島県の会議にも呼ばれた事がありません。
それなのに、汚染土壌を貯蔵する放射性廃棄物の中間貯蔵施設を双葉郡につくると国と福島県が言う。
私は、その福島県と双葉郡の会議に出席しなかった。
それを町議会で咎められて不信任議決を受けたので辞任しました。
中口新介:その町議会はおかしいですよ。どうして不信任するんです。
難波大助:井戸川さんが邪魔な勢力があるんや…
井戸川:
私はとにかく、今の福島に住んではいけないと言いたい。
どんな獣でも鳥でも自分の子どもを守るために全力を尽くす。
どうして人間に出来ないんですか。
子どもの命が大事でしょう。
海原雄山:
私が福島をまわる間に感じていた事を井戸川さんに明確に言っていただいて、
胸のつかえが下りました。
山岡士郎:しかし、事実を言うと町長を辞めさせられるこの日本という国は・・・
双葉町のみなさんが避難している埼玉県の高校
ー略ー
山岡士郎:
事故から2年以上たっているのに、まだこんな避難生活を続けているとは…
仮設住宅も厳しいが、この校舎での仮住まいも厳しい。
海原雄山:
あの方たちの平和な生活を奪った東電と国は、
あの方たちの人の良さ、がまん強さを言い事に何も責任を取っていない。
山岡士郎:怒りがこみ上げてくる。
飛沢周一:
井戸川さんの福島に住んではいけないという言葉、
ご自身の体験をもとに考えに考え抜いた言葉だと思う。
だから、嘘偽りなく重い。
岡星良三:ほんとうの勇気がなければ言えない言葉だ。
眼鏡の人:福島に住んではいけないという方がもう一人います。福島大学の荒木田先生です。
富井富雄:是非その先生のお話を伺いたい。
山岡士郎:しかし驚いたよ。俺だけでなく、親父も鼻血が出ていたとはな。
ー略ー
荒木田:
福島がもう取り返しのつかないまでに汚染された、と私は判断しています。
問題の出発点として、この現実を認めるかどうかで対応が違ってきます。
山岡士郎:取り返しのつかないまでに汚染されている。
山岡ゆう子:それは厳しい認識だわ。
荒木田:私は何度も除染しました。そのたびに、喉が痛くなるなど具合が悪くなり、終わると寝込む。
山岡士郎:それは単なる疲労ではなく。
荒木田:
分かりませんが、必ず寝込む。
しかも除染をしても汚染は取れない。
みんなで子どもの通学路の除染をして、これで子どもたちを呼び戻せるぞ、などと盛り上がっても、
そのあと測ったら、毎時12マイクロシーベルトだったこともある。
汚染物質が山などから流れ込んできて、すぐに数値が戻るんでウs。
山岡士郎:
除染といってもセシウムなどの放射能を打ち消せるわけがなく、
単に他の場所に移動させるだけだからな。
荒木田:
除染作業をしてみて初めて分かったんです。
除染作業がこんなに危ないということ。
そして、福島はもう住めない、安全には暮らせないということも。
海原雄山:放射性物質に全身をさらすのだから除染作業は危険だ。
富井富雄:でも、土地に愛着があって離れられないと言う人の話も沢山聞きました。
荒木田:
私の買った土地は、今でも毎時1.5マイクロシーベルトありますし…
すぐ下の河原は1キログラム当たり43万ベクレルでした。
愛着があっても自分の体を蝕むかもしれない所で住むのか。
その土地が汚染されてしまっている現実を直視するかどうかですね。
山岡士郎:厳しいが、現実はその通りだ。
荒木田:
除染に意味があるとすれば…
たとえば阿賀野川を除染して、日本海に広がるのを阻止するなど、
汚染を広げない作業です。
福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、出来ないと私は思います。
山岡士郎:除染が出来ないのでは、福島の復興といっても難しい。
海原雄山:これが福島の真実なのだ。
24話につづく
放射性物質の細かいミストの吸い込み→のどや鼻の粘膜に付着→内部被ばくと予想しておこう。
マスクしろと言うのは、吸い込みの防止ですね。
「美味しんぼ」の言論封殺について、植草さんの解説が解りやすい↓
チェルノブイリの鼻血問題に関する報告
2014年5月14日 (水) 植草一秀の『知られざる真実』
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-3233.html
「美味しんぼ」鼻血騒動が続いているが、日本の政治権力の言動は、力による言論封殺でしかない。
「原発推進者の正体」がはっきりと表れたものである。
「美味しんぼ」作者の雁屋哲氏は自身のブログに次のように記述している。
「私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない。
真実には目をつぶり、誰かさんたちに都合の良い嘘を書けというのだろうか。
「福島は安全」「福島は大丈夫」「福島の復興は前進している」
などと書けばみんな喜んだのかも知れない。
今度の「美味しんぼ」の副題は「福島の真実」である。
私は真実しか書けない。」
正論そのものである。
雁屋氏はさらに続ける。
「自己欺瞞は私の一番嫌う物である。
きれい事、耳にあたりの良い言葉を読み、聞きたければ、他のメディアでいくらでも流されている。
今の日本の社会は「自分たちに不都合な真実を嫌い」「心地の良い嘘を求める」空気に包まれている。
「美味しんぼ」が気にいらなければ、そのような「心地の良い」話を読むことをおすすめする。」
日本の言論空間が汚染されている。
除染が必要なのは、この汚染された情報空間である。
情報空間が汚染されていることを認識し、この情報空間に「真実」の情報を提供しようと努力する人々がいる。
私の活動もその一部である。
マスメディアでは、東京新聞=中日新聞、北海道新聞、日刊ゲンダイなどが、孤軍奮闘の活動を展開している。
雁屋氏は、自らの足で2年間にわたって福島で取材し、その取材で確かめた真実を「美味しんぼ」で情報発信している。
「鼻血が出た」という話を取材で得たことも真実であるし、「鼻血が出たと話した人がたくさんいた」との話を聞いたことも真実である。
30万部の販売部数を誇るコミック誌に連載されている人気漫画であるから、原発推進者は慌てたのである。
しかし、権力の力によって言論封殺をすることは、完全に間違っている。
その権力と一体化して雁屋氏を攻撃する市民の態度も間違っていると言わざるを得ない。
「チェルノブイリ子ども基金」前代表で月刊誌「DAYS JAPAN」編集長チェルノブイリにおける鼻血問題について、貴重なデータを開示された。
レーバーネットサイトが、公表されたアンケート結果文書のPDFファイルを公開されているので、ぜひご熟読いただきたい。
http://www.labornetjp.org/files/0514days
1993年~1996年にかけて、広河氏とチェルノブイリ子ども基金は、チェルノブイリ原発の避難者2万5564人に対して、健康状況に関する独自のアンケートを行ったという。
その結果では、5人に1人が鼻血を訴えている。
アンケート結果の一部を紹介する。
●プリピャチ市(原発から約3キロ)の避難民アンケート
回答者9501人
「事故後1週間に体に感じた変化」
という質問に、人々は次のように答えた。
頭痛がした 5,754人 60.6%
吐き気を覚えた 4,165人 43.8%
のどが痛んだ 3,871人 40.7%
肌が焼けたように痛んだ 591人 6.2%
鼻血が出た 1,838人 19.3%
気を失った 880人 9.3%
異常な疲労感を覚えた 5,346人 56.3%
酔っぱらったような状態になった1,826人 19.2%
その他 1,566人 16.5%
「その人々の事故から約10 年後の健康状態」
健康 161人 1.7%
頭痛 7,055人 74.3%
のどが痛む 3,606人 38.0%
貧血 1,716人 18.1%
めまい 4,852人 51.1%
鼻血が出る 1,835人 19.3%
疲れやすい 7,053人 74.2%
風邪をひきやすい 5,661人 59.6%
手足など骨が痛む 5,804人 61.1%
視覚障害 2,773人 29.2%
甲状腺異常 3,620人 38.1%
白血病 50人 0.5%
腫瘍 440人 4.6%
生まれつき障害がある 34人 0.4%
その他 1,715人 18.1%
武田邦彦氏は5月10日付記事に次のように記述している。
http://takedanet.com/2014/05/post_32bc.html
「今、甲状腺がんは100倍とされ、思春期の子供の急性白血病が増加していること、二本松市の死亡者数が20%以上も増大していることなど、日本人として関心を持たざるを得ないことが起こっている。」
雁屋哲氏の指摘は、安倍晋三氏にとって「極めて不都合」な内容を含んでいる。
これでは、
「フクシマの状況は完全にコントロールされている」
ことにはならなくなってしまうからである。
「「鼻血が出る」が真実でない」
ことを立証するのは簡単なことではない。
テレビメディアは、福島の医師を登場させて、
「鼻血が出るという話は聞いたことがない」
と発言させる。
しかし、たった一人の医師がこのように発言したことは、
「「鼻血が出る」が真実でない」
ことを立証する根拠にはなっていない。
「鼻血と被ばくは、科学的に因果関係が証明されていない。」と、おっしゃる方がおるが、「因果関係がないこと(因果関係が他にあること)も、科学的には証明されていない。」と指摘しておこう。
「科学的に、因果関係は証明されていない!」と、学者や医者に強く言われると、黙ってしまう方が多いと思われるが、これは単なる論法であって、事実関係は必ずしもそうではない。
と言うわけで、「因果関係がない!」と、断言してしまっている方は科学的な根拠に基づいている発言ではなく、別の意図で発言していると判定できます。(科学者なら現段階で断言は不可能)肩書は無視して、単なるおっさんの(主観的な、ヒラメ的な)一意見と解釈するのが無難でしょう。スルーしても良いくらいのデタラメ発言です。
理研の笹井氏の言葉を借りるなら、「鼻血と被ばくは、因果関係があると考えるのが、最も有力な仮説。」となることでしょう(笑)
また載せておこう↓
http://www.dailymotion.com/video/x1u1hza_総統閣下が-美味しんぼ-鼻血問題でお怒りのようです