すみません、私のことじゃありません
ごめんなさい
でも、飼い猫さんのことだって
「え??乳がん??」
って焦りましたよね
我が家の雑種猫さんたち
(最長で23年半生きました)
のうちの二人が乳がんで
この世を去りました
これはもう何年も昔のことです
前に猫のバトルのところで
登場した猫さんですね
こわ~い性格の子でも
今思えば
大切な、可愛い子。
最後はガンの転移で肺が
ほとんど機能しなくなってしまって
苦しかったのに
わざわざ私の前までやって来て
「にゃ~」とか細く鳴いて息を引き取った子。
ね?愛おしいでしょう?
私、自分だったらとうてい
そんな潔い、
美しい死に方なんてできない。
そう思いますよ
そして、なんとバトルの相手方だった
キジコちゃんも
乳がんで亡くなりました
タケマリちゃんは
享年12歳ちょっと
キジコちゃんは
19歳と半年ばかり。
メス猫さんは
10歳を過ぎると乳がんの発症率が
上がるみたいです
私は獣医でも、
獣医学をかじったわけでも
ありませんから
偉そうに何かを
断定して述べることはできません
ですから、あくまで
苦悩しながら乳がんを患った子を
二人看取った一飼い主が
経験したことを書いています
二人の発症年齢が
割と大きく違うのは、
タケマリちゃんがケージ暮らし
だったのに対して
キジコちゃんは室内で自由にしていた
というストレスの差も
あるかもしれません
とにかく二人は
流血のバトルをするため
(被害者はいつもキジコちゃん)
苦肉の策でした
さて、そんなタケマリちゃんに
腫瘍が見つかったのはある雨の春の日。
お腹にポツッと小さな硬い
豆つぶほどの塊があることに
気づきました
あまり深く考えずに
獣医さんに行きました
「乳腺腫瘍です」と言われて
まあ、そこは
ガンガン泣いてしまいました…
でもお医者様は
「手術をすれば3年ほど長らえる
可能性があります」とおっしゃる
もちろん「すぐにして下さい」
ということで
手術をしました
お乳は左右対称的に並んでいて
片側の乳腺は繋がっているため
切除は片側を一気に
取り去ることになります
それはそれで可哀想ですが
「ちょっとでも長く」
そう思って手術をする飼い主様は
多いでしょうね
そして切除した部分は
組織を調べる機関に送ってもらい
リンパへの浸潤(しんじゅん)
があるか見てもらいました
その時の結果は「浸潤なし」の可能性が
高かったように記憶しています
「あと3年」
これだけでも
とても落ち込みましたが
共に過ごす日々を大切にしよう、
そう思っていました
ところが、それからほんの
1、2ヶ月の間に
もう片方の乳腺に硬いしこりが
できていることに気づきました
やれることを何でもやろう
と思っていた
バカな飼い主の私は
やんわりと勧められた手術に
踏み切ってしまいます
(獣医さんも一応は勧めていました。
私の独断ではないです)
今回の組織検査は
悪かったです
「リンパ腺への浸潤が見られる」
そう書いてありました
そこから
肺に転移するのは
ものすごく早かったな
手術とそのあとの包帯、
エリザベスカラー、
もろもろが
タケマリちゃんにどんなに
ストレスを与えたことでしょう
いくら謝罪しても足りません…。
次第に呼吸が苦しくなり、
肺に溜まった水を抜いてもらい
少し楽になっては
また水が溜まり…
それを2、3回繰り返した頃
ある夏の暑い夜
タケマリちゃんは
永遠にこの世から消えてしまいました
バカなバカな飼い主の私…
タケマリちゃんをいたずらに苦しめて
もう、私なんて死んじまえって
何度も思いました。
タケマリちゃんに会いたい…
そしてたくさん詫びて
たくさん愛して
幸せな飼い猫さんにしてあげたい
本当にごめんなさい
ごめんなさい
それから随分の歳月を経た頃
キジコちゃんにも
同じくお腹にしこりがあることに
気づきました
同じ硬さ、タケマリちゃん以来
メス猫のお腹を時折
触ってみることが
習慣となっていた私は
すぐに気づきました
もちろん「乳腺腫瘍です」との診断
今回の私の回答は
「手術はしません。」
あまり迷わずに決めました
猫さんにとって
最も悪いのはストレスである、
ということを嫌というほど
わかっていましたから。
キジコちゃんはそれから一年あまり
普段通りの生活をして
最後の1、2ヶ月は
確かに腫瘍が大きくなり
皮膚を破って出血して
辛そうでしたが
絆創膏貼っていた期間も
食が細くなって動けなくなった期間も
タケマリちゃんよりは断然
短かったと思います
最後はひっそりと亡くなりましたが
猛烈に苦しんだ気配もなく
ソファに横になって亡くなっていました
もちろん、泣きましたよ
でも、今回の涙は
苦悩や後悔の成分は
ずっとずっと少なかった、
自分ではそう思っています
どちらも愛していましたが
詫びるなら
やはりタケマリちゃんに。
生まれ変わりに会ったなら、
毎日幸福な日々を与えたい
そう思っています

