昔のこと」と片付けられない、北朝鮮による拉致問題

昨日、あるブログを読んでいたところ、筆者が北朝鮮による日本人拉致事件を「昔のこと」と表現しているのを目にしました。おそらく30代半ばの方だと思いますが、その認識に驚きと戸惑いを感じ、書くことにします。

 

私にとって、拉致問題は決して過去の出来事ではありません。横田めぐみさんの母・早紀江さんが、愛する娘の帰還を願い続けていた姿は、今でも鮮明に思い出されます。

2002年に5人の拉致被害者が帰国した際のニュースも、つい最近のことのように感じられます。

しかし、政府が認定した17人のうち、12人は未だに帰国を果たしていません。

 

私はあの当時若く、ニュースが流れたとき、嘘だと思いました。

 

平和な国で、勝手に来て、誘拐していく?

そんなことする?

そう感じたのをはっきり覚えています。

 

拉致問題は、国家主権と国民の生命・安全に関わる重大な問題であり、人権侵害そのものです。被害者とその家族は、今もなお苦しみの中にいます。この問題を「昔のこと」として片付けるのは、あまりにも無責任であり、被害者やその家族の思いを踏みにじる行為だと感じます。

 

彼女は、日本も朝鮮にひどいことしたからどっちもどっちとも書いてました。

確かに、日本も過去に朝鮮半島で多くの過ちを犯しましたかもしれません。

 

しかし、それと拉致問題は別の次元の話です。

戦争中の行為と、平時における民間人の拉致を同列に語ることはできません。

 

歴史を学ぶことは大切ですが、それをもって現在進行形の問題を正当化することは許されません。

若い世代の中には、拉致問題を十分に知らない人もいるかもしれません。

 

しかし、それは教育や情報提供の不足によるものであり、私たち大人が責任を持って伝えていくべきことだと思います。この問題を風化させず、一刻も早い解決を目指して、引き続き関心を持ち続けることが求められています。

拉致問題は、決して「昔のこと」ではありません。

今もなお、隣人が苦しんでいる現実を、忘れてはならないのです。


政府拉致問題対策本部の公式サイト(https://www.rachi.go.jp/)では、拉致問題に関する最新情報や啓発資料が提供されています。関心を持たれた方は、ぜひご覧ください。