青森市で育った子供は、どの県の子供より熱心に版画を学んでいるんじゃないだろうか。
なぜなら、青森市には世界に誇る版画の巨匠がいたから。
そんな巨匠の展覧会が、
地元青森市で開催中ですよ~~。
これぜひ見てほしい!常設展は6月26日まで(5月23日は休館)です!
— ねこぜ (@nekoze_aomori) 2016年5月13日
棟方志功のデザイン業に注目/県立美術館で企画展関連特集 - Yahoo!ニュース https://t.co/8rqMcLVuHv pic.twitter.com/aO0kGLYYzQ
そうさ。版画の巨匠=棟方志功先輩のことさ。
版画にとどまらず、志功さんのデザインまで紹介されてます。もちろん、志功さんの代表作や大作もたっぷり。
いままでにないほど力が入った最高の棟方志功展です!
(少なくとも私が見た中では!!!)
志功さんが好きな人はもちろん、
青森が好きな方はぜひみて!
展覧会概要
青森県立美術館開館10周年記念展の第一弾は、棟方志功をとりあげます。
青森市の鍛冶職人の息子として生まれた棟方が、いかにして「世界のムナカタ」となったのか。本展では棟方志功がゴッホの向日葵の口絵を見て画家を志ざすきっかけとなった雑誌「白樺」とその周辺の洋画家たちの作品に始まり、棟方が愛蔵してきた、彼を世に出した民藝運動の作家たちによる陶芸作品の展示、国際版画大賞を受賞、世界的な評価を確立した1956年のヴェネツィア・ビエンナーレの再現展示など、棟方志功の生涯と代表作を、彼をとりまく同時代の美術と共に展示するというこれまでにない切り口で、棟方志功の全貌に迫ります。
棟方志功作品は代表的な大作を中心に約100点、その他近現代の作家達の作品約50点に加え、小説『鍵』の挿絵等をめぐる谷崎潤一郎との書簡など、初公開の資料も展示されます。
このブログでもツイッターでも、しつこく志功さん志功さん…といってますが、
なんでねこぜはこんなに志功さんが好きなのか…
それは、青森を好きになったきっかけの人でもあるからなんです。
志功さんに関するこの2冊は、
志功さんが過ごした青森の暮らしや人間関係が濃く書かれていて、今まで読んだどの青森本よりも青森のことを教えてくれました。
『板極道』棟方志功 著
極貧の環境から奔放無類な個性を羽搏かせ、板画一筋に生き抜き、ついに世界のムナカタになるまでを自ら綴る、感動あふれる伝記。〈解説〉草野心平
『鬼が来た』長部日出雄 著
「世界のムナカタ」はどのようにして誕生したのか。生まれ育った青森の風土、ゴッホの「ひまわり」との出会い。板(版)画家を志した後、柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司らから導かれた仏教や琉球文化との邂逅。数々の出会いの中から貧欲な吸収力で、次々に作品を生み出して行く―。同郷の作者が魂込めて描いた比類なき傑作と評された伝記文学の金字塔。
今回の展覧会も、この2冊を読んでからみれば、
3倍くらい楽しめるはずです。
ねこぜは本で読んでいた、志功さんの周辺画家の作品がこの展示で見れてかなり興奮しました。
棟方志功さんのお孫さんで、棟方版画美術館(2011年に青森市棟方志功記念館と合併し閉館)の学芸員だった石井頼子さんも本展に協力しています。もうそれだけで胸アツ…!
だって、前にきいた石井頼子さんのお話、めちゃくちゃよかったんだもの。
参考:棟方志功展 in 荻窪|ねこぜの東京⇔青森
石井頼子さんのお話をきいたら、
いままで珍獣みたいな人だと思ってた
志功さんの見方が180度かわりました。
以下は、過去の「あおもり草子」棟方志功特集号で石井頼子さんが書いた文です。
家での棟方は騒がしい人ではない。
むしろ静かな人であった。もくもくと仕事をし、何やら細々と書き付け、長年に悪化する眼をおもんばかる祖母の眼を盗んではむさぼるように本を読む。
日に二、三度の抹茶をのむ時間が唯一の息抜きだったと言えよう。
棟方の胸にはいつも故郷への思いがあった。子供の頃にみた風景。体験した思い出は甘く永遠に残る。同じように、故郷の人々にも青年時代の棟方の姿のみが残ったことは棟方の悲運である。その後の成長と成し遂げた仕事をもう一度見直し、その原点に青森があることを、この機会に確認していただきたく切に思う。祖父のために。
ご家族から見た志功さんは、もくもくと仕事をし、お茶を愛した静かな人だったようです。動画や本でみる志功さんのイメージと違うみたい。
青森の人たちにとって、親しみやすい存在だからこそ、誤解されているところもあるのかもしれません。この機会にぜひ志功さんの全貌をみてもらいたいなと思ったのでした。
ねこぜの発見。
二十歳頃の志功さん。イメージよりモダンな青年だった #青森県立美術館 #棟方志功展 #図録 pic.twitter.com/EZVBPU8cFx
— ねこぜ (@nekoze_aomori) 2016年5月16日
ウォルト・ディズニー映画社の取材を受ける志功さん。どんなこと話したのか気になる #青森県立美術館 #棟方志功展 #図録 pic.twitter.com/W42TDaOF6a
— ねこぜ (@nekoze_aomori) 2016年5月16日
あとね、ここの常設展では、
志功さんが愛した地元の温泉宿に保管されている
貴重な絵も一同に会しているんだぜ!
(この絵がまたステキ!)
棟方は青森の蔦温泉、酸ヶ湯温泉、浅虫温泉椿館の三つの湯宿をこよなく愛し、それぞれ仏画を描き残しています。蔦温泉所蔵の『蔦菩薩』、酸ヶ湯温泉所蔵の『酸ヶ湯薬師如来』、浅虫温泉椿館所蔵の『浅虫温泉如来』の三点は土用丑の日を挟む9日間の「丑湯祭り」の期間中、各宿で特別公開されています。
— 10周年 青森県立美術館 (@aomorikenbi) 2016年5月3日
普段ほとんど見ることのできないこの三点が一同に会するのははじめてとなります。この機会をのがさず、是非ご観覧ください。
— 10周年 青森県立美術館 (@aomorikenbi) 2016年5月3日
※展示は常設展示の棟方志功展示室になります。
※常設展示の観覧料が必要です。 pic.twitter.com/ozdAaNUEjy
ぜひぜひ見にいってみて!!!
( 5月と6月で閉館時間がかわります!
5月は入館16:30までです!ご注意を!←ねこぜは時間を間違えて猛ダッシュで展示を見ました)
青森県立美術館開館10周年記念
「オドロイテモ、おどろききれない 森羅万象:棟方志功とその時代」展
会期 :2016年4月16日(土)~6月5日(日)
休館日 :4月25日(月)、5月9日(月)、5月23日(月)
開館時間:5月31日まで/9:30-17:00(入館は16:30まで)
6月1日以降/9:00-18:00(入館は17:30まで)
観覧料
一般1,300(1,100)円、高大生800(600)円、小中学生以下無料
常設展とのセット券
一般1,700(1,510)円 / 高校・大学生1,000(840)円
【おまけ】
見た人にしかわからないネタ
・ゴッホの絵が、まさかの…ああああ!(笑)
・志功さんのお茶碗がああああ!!
・お菓子の包装紙のデザインがあああ!


