合宿のあと、東京出張、イベント参加、などなど目白押しすぎて、ブログをかけなかったー。

とはいえ、ゆっくりする時間もちゃんと取ってます♥️

さてさて、今日は、次のフェーズにすすむ、またはすすみたいひとへのお話を書いてみました。



人が成長するとき、これまでの自分の価値や経験が、そのままでは通用しない領域へ踏み込むことがあります。



昨日までいた場所では、たくさんの経験があり、周囲から尊重され、教える側だったとしても。次のフェーズへ進んだ瞬間、また「新入生」になることがあります。


知らないことがある。

わからないことがある。

思うようにできない。

これまでのやり方では、通用しない。


そんな自分に出会ったとき、私たちは思っている以上に動揺するものです。


なぜなら、いつの間にか、

「知らないこと」と「自分に価値がないこと」


「できないこと」と「自分が否定されたこと」を、結びつけてしまうからです。



けれど、本当はまったく違うのだと思います。


知らないことがあるのは、価値がない、のではないですよね!



それは、自分がこれまでよりも広い世界へ足を踏み入れた証拠だと思う。



心理学者キャロル・ドゥエックは、人の能力についての捉え方を「固定的マインドセット」と「成長的マインドセット」という言葉で説明しています。


「能力は決まっている」と考える固定的マインドセットが強くなると、人は学ぶことよりも、「自分はできる人間だ」と証明することを優先しやすくなります。



そのため、失敗する可能性のあることを避けたり、間違いを隠したり、耳の痛いフィードバックから距離を取ったりしてしまいます。



一方、「能力は経験や工夫によって育てられる」と捉える成長的マインドセットを持つ人は、失敗やつまずきを、自分の価値の証明ではなく、学ぶための情報として扱うことができます。



大切なのは、ただ「努力すればいい」ということではありません。

努力してもうまくいかないときには、

方法を変える。

人に尋ねる。

フィードバックを受け取る。

もう一度やってみる。



そうやって、自分を少しずつ更新していくことです。

スタンフォード大学による成長的マインドセットの解説


でも、困難や失敗を「能力がない証拠」と捉えるのではなく、戦略を見直し、学ぶ機会として受け取ることの大切さが示されています。



若いときであれば、知らないことやできないことがあっても、

「まだ若いから」

「これから覚えればいいよ」と、

周囲も自然に受け止めてくれます。



けれど、40歳を越える頃から、少しずつ状況は変わってきますよね(--;)


誰も頭ごなしに叱ってくれなくなる。

間違っていても、正面から教えてくれなくなる。

耳の痛いことを、わざわざ言ってくれる人も少なくなる。


もしかすると今の時代は、子どもであっても、本気で叱ってくれる人は少なくなっているのかもしれません。


だからこそ、年齢を重ねた私たちには、自分から学びにいく姿勢が必要になります。


知らないと認める。

わからないと伝える。

人の話を素直に聴く。

自分とは異なる意見にも、いったん耳を傾ける。


ホント、自戒を込めて、ここ、めちゃくちゃ重要。


年齢を重ねた人の価値は、「何でも知っていること」ではなくなっていきます。


知らない自分、できない自分に出会ったとき、

拗ねたり、逃げたり、誰かのせいにしたりせず、もう一度、新入生として学べることなのかも。



そこに、その人の本当の成熟が表れるのだと思います。


私たちは、自分に厳しくしなければ成長できないと思いがちなんですけど。



心理学者ジュリアナ・ブレインズとセリーナ・チェンの研究では、失敗した自分を責め続けるよりも、自分の不完全さを認め、思いやりを向ける「セルフ・コンパッション」が、その後の自己改善への意欲を高める可能性が示されています。


セルフ・コンパッションと自己改善に関する研究


として、 こちらでは、自分を受け入れることが甘えではなく、もう一度前へ進む力になり得ることを教えてくれます。



足りない自分を責める必要はなくて。

ただ、「私は今、ここを知らない」

「ここは、まだうまくできない」

「だから、これから学ぶことができる」と

認めればいいのかもしれません。



未熟さを認めることと、自分を否定することは違います。


耳の痛い情報を、まったく痛みなく受け取ることは難しいかもだけど、愛をもって伝えてくれるメンバーがいるかどうか。


その痛みを「私には価値がない」という結論につなげず、

「次へ進むための大切な情報なのかもしれない」

と、少し立ち止まって受け取ることができるかどうか。



成長するときには、これまで持っていた自信が揺らぐことがありますよねー。あるある。


それは、後退ではなくて。今までの自分の大きさでは測れない、もっと広い場所へ出たからだと思います。


その場所では、知らないことがあって当たり前。できないことがあって当たり前。

また一から学ぶことがあって当たり前です。



昨日まで先生だった人が、今日は生徒になる。

昨日まで誰かを導いていた人が、今日は誰かに教えを乞う。


それは、恥ずかしいことではありません。


むしろ、いくつになっても新入生になれる人は、何度でも人生を新しくできる人だと思って、私はいつもあちこち学びます。



足りないものばかりを見て嘆くのではなく、今の自分にあるものを携えて、次の一歩を歩いていく。



わからないことを恥じるのではなく、わかろうとする。

できない自分を責めるのではなく、できるようになる余白を楽しむ。





年齢を重ねた私たちの価値は、完成していることではなく、変化を恐れず、学び続けられることにあるのだと思います。



次のステージで新入生に戻ることは、価値を失うことではありません。それは、新しい自分が始まるということなのかもです。


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