なんか、すごい仏教徒、という感じの投稿がつづきますが、特定の宗教ではなく、本当に真理はすべてが繋がってるんだ、という話です。

今回、リンポチェさん主宰で、NY、フェニックス、セドナ、スコッツデール、グランドキャニオンをまわる旅の中で、とても心に残ったお話があります。※ちょっと長文になります※
それが、チベット仏教に伝わる「人生の輪」「生命の輪」と呼ばれる六道輪廻図のお話でした。これ、一つ目の写真はフェニックスでのリンポチェさんのセンター入口にかかっていたもので、二つ目はあちこちのお寺の入口などに描かれている全体図がみえるものの写真です。
少し怖そうな存在が、大きな輪を両手でつかんでいます。
その輪の中には、本当にたくさんの人や動物、世界が描かれている。
私は以前からこの絵を見たことはありましたが、今回リンポチェさんから一つひとつ説明していただいて、「これは死後の世界についてだけ描かれたものではなかった」と知ったのです。
むしろ、私たちが今、どんな意識で生きているのか。それを映し出しているようなものでした。

仏教には「六道」という考え方があります。
地獄、餓鬼、畜生、人間、阿修羅、天。
一般的には、輪廻転生する六つの世界として知られていますが、今回リンポチェさんは、それをとてもわかりやすく、私たちの心の状態、エネルギーや周波数の違いとしても見ることができると話してくださいました。
たとえば、
何をしても希望が見えない。
もうどうにもならない。
苦しみの中から出られない。
そんな状態は、地獄のような低い状態。
「もっと欲しい」
「まだ足りない」
「これさえ手に入れば幸せなのに」
と、ずっと何かを求め続けている状態は、餓鬼の世界。
争ったり、傷つけたり、傷つけられたり。
恐れや怒りの中で生きている状態もあります。
そして少しずつ上がっていくと、普通に暮らせる人間の状態があり、
さらに、成功してエネルギーも高いけれど、
「あの人には負けたくない」
「もっと上に行かなければ」
と競争や嫉妬に支配されている阿修羅のような状態もある。
そして、満たされ、
自分だけではなく誰かのために何かをしたいと思えるような状態もあるとのこと。
うわあ、たしかに。と思いました。
昨日はとても幸せだったのに、
今日は誰かの一言に腹を立てているかもしれない。
朝は感謝でいっぱいだったのに、
仕事でトラブルが起きた途端、「なんでこんなことが!」となっているかもしれない(笑)。
逆に、朝は落ち込んでいたけれど、
誰かの優しさに触れて、急に世界が明るく見えることだってありますよね。
つまり私たちは、一日の中でさえ、
いろいろな「世界」を行ったり来たりしているんだなー。
リンポチェさまのお話を聞きながら、
世界が変わったのではなく、自分の意識のいる場所が変われるかどうかで、次元が変わるんだ。そんなことを思いました。
さらには、輪を動かしている「三つの毒」
この絵の中心を見ると、
三匹の動物が描かれています。
豚、蛇、鳥。
これは仏教でいう「三毒」を表しているそうなんです(調べてみました)
無知、怒り・憎しみ、執着・欲望。
調べてみると、Rubin Museum of Himalayan Artの「Wheel of Life」の解説でも、豚は無知、蛇は怒り・憎しみ、鳥(鶏)は欲望・執着を象徴すると説明されています。
そして、この三つが輪の中心にある。
つまり、「もっと欲しい」「許せない」「自分の見方だけが正しい」
そんな心が、私たちを同じところでぐるぐる回らせる力になる、ということなのだと思います。わー、あるあるですよね。誰しもがこの感情。本当に面白いですよね。
人生がうまくいかない原因は、外側だけにあるのではなく、自分の心を何が動かしているのか。
そこを見る必要があるということです。
外側には「12の場面」が描かれている
さらに輪のいちばん外側には、12の絵があります。これは仏教で「十二縁起」と呼ばれるものだそうです。
最初は、目の見えない人。
これは「無明」、つまり真実が見えていない状態。
次には、壺をつくる陶工が描かれています。
そしてさまざまな段階を経て、最後は老いと死へとつながっていく。
調べてみると、伝統的な六道輪廻図でも、外周にはこの十二縁起が描かれ、無明から始まり、行為、意識、感覚、渇愛、執着、生、そして老死へとつながる因果の連鎖を表していると説明されています。
つまり、「なぜ私はいつも同じところでつまずくんだろう」と思うときにも、突然そこに問題が現れたのではなく、気づかないところで、考え方があり、感情が生まれ、行動があり、
それが次の現実につながっているのかもしれません。
これは、私がずっとお伝えしてきたお茶会や、マインドワークにも、とても近い感覚でした。
でも、この絵には「希望」が描かれている
そして私が一番好きだったのは、ここです。
大きな輪の外側に、指を指すお釈迦様が描かれています。
つまり、お釈迦様は輪の中にいない。
そして指をさして、「ここから出る道があるよ」と教えてくれているんです!!
これ、ほんまに希望!!
Rubin Museumの解説でも、仏陀が輪の外側に描かれているのは、輪廻の構造を理解し、そこから抜ける道を示したことを表しているとされていたそうです。
リンポチェさまも
Beyond...と話してくださいました。
だから、この絵は、
「人生は苦しいですよ」
「ずっと輪廻しますよ」
という怖い絵ではないのだと思います。
むしろ、「あなたは、ここに居続けなくてもいい」「抜け出せるよ」という絵なのです!!
私はそこに、とても感動しました。
無知の反対側にあるもの
では、どうやって輪から出るのか。
リンポチェさまがお話しくださったのが、Wisdom ― 智慧、でした。
輪廻の始まりにあるのが「無知」なら、
そこから抜けていく力は「智慧」。
そして、その象徴としてお話しくださったのが「蓮」でした。
蓮は、きれいな水だけで育つのではなく、泥の中から伸びていく。
暗い泥の中に根を張り、水を越え、
やがて水面に出て、光を受けて花を咲かせる。
だから、泥があったことが悪いのではなくて
苦しんだことも、迷ったことも、失敗したことも、
それそのものが人生の間違いだったわけではないんだよ、って。
そこから何を知り、何を学び、どんな意識へ向かうのか。
それによって、同じ人生の景色が変わっていくのですよね。本当に沁みるー!!

私も何にも持たずに生まれて、
もがきながらあるいてきて、いまがあります。
本当に本当に、視点をかえて、Beyond!へむかいたいです!!
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