夫の癌治療の副作用を主に書いて来ましたが。

辛く苦しい事ばかりでは、無かったんですよ。


夫は癌に罹患する性格。3G。

頑固、我慢強い、頑張り屋。

だから副作用が酷い時も、頑張って仕事に行ったし。

でも、この松葉杖を付きつつ、会社に行った事でご褒美があった。


夫の同期の友達。

夫は設計棟で友達は事務棟。

同じ会社でも、滅多に会う事が無かった。

丁度、松葉杖を付いていた時に出会って、事情を話した。

その友達は、付き合いが広い。

「夫が癌なので皆で会って、励まそう」と仲の良かった同期に連絡。

その中に、夫の初恋の女性が。

数回、会う内にコロナ禍になり、彼女の自宅へお呼ばれする様になり、手料理のおもてなしも。

癌じゃなかったら、二度と会う事の無かった彼女。

いつも、隣でニッコリ笑った写真が10枚位。

(亡くなったら、お棺のなかあに私の写真と彼女の写真を入れてあげる。さあ来世のお嫁さんはどちらでしょうか😝)


夫は65歳で定年退職した。

当事は本人が望めば、嘱託社員として70歳迄、勤務可能。

夫が「どうしようか?」と。

「貴方は頑張り屋だから、少々具合が悪くても一生懸命働くよね。死ぬ迄働いて、やりたい事をやらずに死んだら、残念な人生。残りの人生、趣味を楽しんだらいいじゃないの」


夫が癌患者じゃなければ、鬼嫁の私は「働け、働け。死ぬ迄働け」とハッパかけたハズ。


退職した後、副作用の強く無い時に、行きたかった場所に何度か旅行に行く事が出来た。


夫は、趣味の山歩きも月に2回程楽しんだし、やりたかったスポーツも、老人サークルに入り、週に3回。

年に2回は大きい試合に出て、何度か優勝して、ローカル紙に載ったし。


本当に、やりたかった事をやって楽しんだ。


食べたい物も食べた。

癌に甘い物は駄目と言われるけれど、下戸の夫は甘い物が大好き。

我慢して、身体にいいものだけ食べても、寿命が尽きたら終わり。


だから、癌患者と言えども、やりたい事やって、食べたい物食べて。


寿命迄、1日、1日、を楽しんで過ごさなきゃ損ですよ。