とあるライブのチケットを取った。
何某かのライブに行くなんて、
腰の重い引き篭もりの私にしては快挙よ。
もう何か目的を持って外に出るってこと自体が
どうも面倒に思えてホントに出たくない勢なんだけど
でも、ライブがあると知ってチケットを取ってしまった。
こういうイベントに参加するのは
中学生の頃以来な気がする。
まだ「THE」が付いてない頃のALFEEのコンサートに
行ったきりだ。
実に40年ぶりの誰かのライブ。
なんかもう途轍もなくワクワクしている。
これが推し活ってやつですか。
前振りとしてALFEEの名前出しちゃうと
音楽のライブに行くみたいですが、違うんです。
お笑いです。
川西賢志郎のワンマンライブです。
個人名で伝わりますかね。漫才コンビ和牛の
ツッコミだった人です。
もう2年になるんですかねぇ…和牛が解散しちゃって
その頃彼らのネタが好きでよくyoutubeを漁ってて、
そんなに興味もなかったM-1も
彼らが3年連続準優勝だった年は、決勝戦だけ
テレビで観てた。
もちろん今年こそは優勝するだろうと思って
観ていたわけだが。
結局、M-1王者の称号を手にすることなく
出場の権利もなくなり去ってしまい
一ファンとしては残念すぎて歯噛みしていたのだが
それでも和牛自体は存在してるから
私はずっと楽しめるものだと思っていた。
それが解散した。
夫婦の離婚と同じで、長年連れ添った相手と
別れてしまう決断をするのには
理由はそりゃぁ色々あったんだろうなぁー
などと外野はぼーっと受け止めるだけだった。
あれから2年かぁ。
その間ずっと追いかけていた訳ではない。
テレビで見かけると注視するくらいの熱量で
見守っていた。
だから、そんなのでホンマにファンなんか?と言われると
どうでしょう…?という感じはする。
でも気には掛けていたいたのだ。
心に留めているからこそSNSで何かしらの情報が
流れてきた時に反応するのよ。
ちょいと前に「推しの本をわざわざ本屋で注文してきた」
と言う話を書いたが、その本の前に読んでいたのが
川西賢志郎の本だった。
何となく心に留めていた彼の本があるのを知って
ふらっと行ってふわっと買ってきて読んでいたが
内容が難しくなってきて途中で放棄していた。
難しいって言い方をすると学術的な雰囲気が出てしまうが
何と言うか…なるほどーと腑に落ちながら読めるほど
軽快なテンポではなかった、というのが
正しいのかな。
漫才とか芸とか知名度っていう学域があるなら
これは学術的に難解だった。
それくらい彼は自分の求めるものに対して
純粋であり真摯なんだなぁ、というのは伝わった。
読了はしてないが。
途中で「ちょっと休もう」とか言って
本を閉じてしまうほど難解だと思ってるくせに
割と共感はしている。
それがライブに行ってみようと思ったきっかけかもしれない。
これもまたSNSでたら〜っと流れてきた情報で
丁度石川県で彼のライブがあるというではないか。
え!行きたい!
と真っ先に思ったのだが、チケットを取る段になって
急に面倒になって一旦は諦めた。
しかし諦めた日の夜からちょいちょい夢に出てくる。
私の潜在意識が「行けばぁ〜?」と言ってくる。
えー…でも何かの会員になって登録してから〜とか
手数が多いじゃない…と
行きたい藤緒と面倒臭がりの藤緒で葛藤していた。
仕方ない。もう1回だけチケットの取り方を調べて
にわかのおばちゃんにも取れそうな雰囲気だったら
取ってみよう、と思った。
結果、割とあっさり取れてしまった。
というかもう公演日が近いのに席があった。
やっぱ行くべきライブだったのかもしれない。
何がそんなに惹きつけられる要因なんだろう。
オモテ側で面白いこと言ってるくせに
裏では難解な理屈を捏ねてるとこが好きなんだろうか。
私も少なからずそういう面持ってるし
捏ねられるだけの理屈や筋が通ってる人に
魅力を感じてるのかもしれない。
まぁ、行けばわかるだろ、という気もしている。
難解と感じた川西賢志郎の芸の学術書を
途中で閉じて買ったのが
ポップな歴史書ガクテンソク奥田の著書だ。
ムズ……と思った後に買ったので
恐ろしく読みやすい。
買ってきたその日に読み終えそうになって
もったいなくて無理やり途中で休んでいる。
いや、読めよ。
本といえばもっぱら小説なのだが、こういう類の本も
結構好き。
著者を身近に感じられるのがいい。
これが推し活なんじゃないのか。
わざわざ本を買ってきてまで身近に感じようとする自分に
「まだそんなエネルギーが残ってたか」と思った。
40代の半ば頃だったか
体力なのか脳の構造なのかあるいはホルモンバランスなのか
それまで色々情熱を傾けられていたのが
急にブツっと糸が切れたことがあった。
まぁそれまでチンタラやっていたパートの仕事を
クビになったのが引き金ではあったけど。
そこで何もかも無くしたような気持ちになり
全てに対する意欲を失くしていた。
もうこのまま何も愛でられない心で生きていくのか
と、その不安すら感じられないくらい
ずっと「虚無」だった。
だからかな。
目標を達成する前に向こうから門を閉ざされる
みたいな話に妙に共感してしまう。
M-1王者になる前に結成年数が規定を超えて
参加できなくなった和牛。
同、ガクテンソク。
それでもひたむきに、やりたい事を求めて
いっぱい考えていっぱい経験して戦っていく。
こりゃ美学でしょ。
なんかこう、そこから煙でも出てるなら
あやかりたいあやかりたい……と
頭に擦り付ける気持ちで、本も買ったしライブにも行く。
頑張る彼らを推していたいし、また
推してる自分に何かしらの熱量が沸いてくるのも
ありがたいありがたい…。
ファンって言ってもにわかで
裾も裾のほんと浮遊してる層ですけど
楽しんできたいと思っている。
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あ、最初はこの話をちょっとだけ書いて
ご飯の話にしようと思ってたんだけど
書いてるうちにゴチャゴチャと書きたくなってしまって
こんな量になってしまいました![]()
…なので本日のご飯話はお休み。
引きこもりがライブに行く話になりました。
