
かんがえて、かんがえて、
かんがえたこと、
ことばにするどりょくを、
いまじぶんなりにしたいな。
「ここはすべての夜明けまえ」より
(間宮改衣 著 早川書房)
いつもありがとうございます
岩手のアラフィフ母さんです。
2026年の1冊め、
新年いちばん最初の読書。
出会いに感謝。
わたしはこれいじょう、
じぶんをきらいになりたくないんです
2123年の九州。
誰もいないなかで
家族史を書く__。
(名前は
と空白で記されたり、
__と線で表されたりしている)
彼女がほかの人間と違うのは、
25歳の時に『融合手術』という
いわゆるサイボーグ化する手術を受け、
永遠に老化しない体を手に入れていること。
父、兄、姉2人、恋人は死に、
おしゃべり好きだった彼女は
話すように「家族史」を書いてみるーー。
この本のなにがすごいかって
一貫した静けさ、だと思う。
彼女の周りで起こっていること、
だれかが話していること、それが
淡々としているということではなく、
かなりの衝撃を受ける出来事もあるのに
とにかく本の中のサイレンスが
じわじわ、じわじわとこちらに滲みてきて
キーーーーンと
耳の中から音がしそうなくらいなのだ。
これはこの作品が
ひらがな多用で書かれているからなのか
(体はマシンだから疲れないが、
機械、とか後悔、とかは画数が多くて
疲れなくてもめんどくさい、とのことで、
『めんどくさいものは
だいたいひらがなでかいてしまおう』だそう)
彼女が「融合手術」を受け
『脳も影響されて思考が機械化してい』った
からなのか?
『思考が機械化』という発言は
彼女の兄が言ったものだった。
一瞬、なるほどそうなのかな、
だから何事にも動じないような性格、
みたいに描かれているのかしら?
と思ったけども、
ひどい歪みがこの家族にあって
心を閉ざすことでしか
彼女が自分を守れなかったからではないか。
つらくて苦しくて生きていたくなかった彼女。
だから
こんなにしーんとして冷え冷えした感じなのか。
と思ったりもした。
読んでいて、ほんとうにどんどん
悲しくてしんどくて冷えが侵食してきて、
早く、早く希望の展開が欲しい、
もし可能ならこっから急激ななにかがあり
あわよくばハッピーエンドになってほしい。
などと考えたり。
しかしここからどうひねっても
ハッピーエンドになんかならねえべ。
とも。
もう、せめて、早く読み終わりたかった。
その結末は
まっすぐなどっとはらい(めでたしめでたし)
ではなくて、
「えっそういうふうに行かさるんかい!」
という意外性を持った終わり方だったのだが、
100%のハッピーエンドではないんだけど
たしかにそこに
希望を持った終わり方だった、
最後の最後にあたたかさが灯ったんです。
彼女が自分で考えて動いて、
「うれしかった」って。書いてあった。
そこに泣けた。
この本は
推してる方が紹介していて、
本が好きな人がいたらおすすめ
と言っていたので
好きな人のおすすめ読まいでか!との思いから
珍しく中身を確認せずに買った。
たいていの本は立ち読みしてから・
図書館で借りてから買うことが多いのだが。
人のおすすめの本を読む、しかも
自分が今まで読んだことのないジャンル、
というのは
非常に楽しいものだなと思いました。
単純に
自分の「範疇」が
ちょっと広がる可能性があるわけで、
頭の回路が一本増えるような
そんな感覚が宿ったのが嬉しかった。
ワタシ、まだまだ読書の
入り口にしか立ってないな!とも。
知らない本はまだまだある。
今年も少しずつ
自分のお気に入りが増えていったら楽しいな
と、
思いました

「ここはすべての夜明けまえ」
間宮改衣
早川書房
さっき食器を洗っていたら
おたまで指を切ってしまい
(おたまで指って切れるんだなぁ)
食器洗い続行不可になってしまったので
早々寝ることにする。
(はよ血よ止まれ)
明日も模試、弁当あり、品出しもあり、
良い日にするべく好きなこともねじ込む所存、
おやすみなさーい

お疲れさまー


